ニュース
Google「Bard」にいろんな画像を見せてみた 認識精度はいかほどか:AIに相談だ!(7/7 ページ)
AIチャットサービス「Bard」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。その反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。
質問7 この画像のおかしい点を指摘してください
回答7 送られてきた画像には、さまざまな種類の肉の皿が並べられたテーブルが写っている。肉は食べごろに見えるように並べられている。しかし、画像がおかしい。皿の一つに牛タンが入っているのだ。牛タンは内臓肉の一種で、万人に珍味と思われているわけではない。牛タンの味を不快に感じ、食べたいと思わない人もいる。
牛タンを取り除くか、牛タンが内臓肉の一種であることを明確にすることで、画像を改善することができるだろう。そうすれば、より多くの人々にアピールすることができるだろう。
筆者コメント Bardは牛タンが嫌いらしい。入力した画像の手前にあるのは実は大豆で作った植物製の代替肉。さすがにこれを見ただけで判別するのは難しかったのだろう。
遊びには使える。仕事には?
Bardの画像認識は結構高精度のようだ。上のような遊びには十分使える。仕事に使うとすれば文字認識だろうか。街中で見かけたポスターの文字やレシートの画像を読み込ませて文字データにするなど、OCRアプリのように使える。ウクレレの画像でみたように、写っているものの細かい名称を検索するのにも使えそうだが、それなら既存の「Googleレンズ」でもいい気もする。
他には、商品の画像を読み込ませて「この製品のキャッチコピーを考えてください」という指示をする使い方もありえる。仕事で使おうとするとアイデアが必要そうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AI「Bard」は位置情報を常に取得 会話を「人間がレビューする可能性」も Googleが理由説明
GoogleのAI「Bard」の初期画面に、「人間のレビュアーがBardとの会話を処理する場合があります」と明示。ユーザーの位置情報も利用中常に取得されるようになった。
GoogleのチャットAI「Bard」に新機能 回答のシェア、文章の読み上げなど
米Googleが「ChatGPT」のようなチャットAI「Bard」に複数の新機能を追加した。会話を外部にシェアできるURLの発行が可能になった他、回答のテキストを音声で読み上げてもらえるようになった。
Google、ネット上の公開情報をAIのトレーニングに利用しているとプライバシーポリシーに明記
Googleは7月1日付でプライバシーポリシーを更新し、BardなどのAIのトレーニングにネットで一般公開されている情報を使っていると明記した。
Googleレンズに「皮膚の状態を画像で検索」機能追加 間もなく「Bard」と提携も
Googleの画像検索ツール「Googleレンズ」で、ほくろなどの肌の状態の画像を検索できるようになる。また、生成AIチャットbotの「Bard」のプロンプトにレンズの画像を使えるようになると予告した。
