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Sansan、Bill Oneに発注データ照合オプション 発注書と請求書の自動照合も
Sansanは7月20日、インボイス管理サービス「Bill One」に「発注データ照合オプション」を追加したと発表した。発注書の内容と請求書の内容が合致しているかを確認する照合作業を支援するもの。
Sansanは7月20日、インボイス管理サービス「Bill One」に「発注データ照合オプション」を追加したと発表した。発注書の内容と請求書の内容が合致しているかを確認する照合作業を支援するもの。
主に製造業や建設業、小売業、卸売業などでは、商品やサービスの購入にあたり、発注日や金額、取引先などの情報を発注データとして管理している。そのため支払いにあたっては、発注データと請求書の内容が合致しているか確認する必要がある。しかし、発注データと請求書は別々に管理されていることが多く、照合はアナログ作業となりミスも発生することが多かった。
こうした顧客ニーズに応え、発注データをCSVファイルとして取り込み、Bill Oneがデータ化した請求書データと画面上で突き合わせを行えるのが「発注データ照合オプション」だ。完全一致だけでなく、一部のみ納品があった場合も「75%照合済み」など発注に対しての進捗状況が把握できる。事業部門が照合処理を行い、進捗状況を見て経理部門が支払い額を確認するなど、情報共有と分担も行える。
また夏には、発注データと請求書の総額を自動照合できる機能も実装する予定だ。
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