ブラックフライデーはなぜ“ブラック”なのか:NEWS Weekly Top10
11月も下旬になり、年末感が高まってきた。年末セールの先駆けである「ブラックフライデーセール」もスタートしたが、ブラックフライデーはなぜ“ブラック”なのだろう?
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2023年11月18日〜11月24日先週のアクセストップは、米OpenAI幹部の解任劇にまつわる記事だった。訳が分からないまま元サヤで収束したこの騒動。11月24日掲載の西田宗千佳さんのコラムにも「なにがなんだか分からない」とあり、専門家の目からも解釈しづらい事態だったようだ。
ブラックフライデーはなぜブラックなの?
さて、11月も下旬になり、年末感が高まってきた。年末セールの先駆けである「ブラックフライデーセール」もスタートした。
セールを物色しながらふと思ったのだが、ブラックフライデーってなぜ“ブラック”なのだろう?
調べる前に予想してみた。ブラックフライデーは、米国の祝日であるサンクスギビングデー(11月第4木曜日)の翌日の金曜日を指す。金曜日は平日で、カレンダーでは赤色ではなく黒色の日だから、“ブラックな”金曜日?。うーん、なんか違いそう。
先人たちの“過酷な労働環境”が由来か
本当のところはどうなのか、ググってみたところ、意外な歴史が分かった。英国の百科事典「Britannica」によると、その由来は、1960年代初頭の米フィラデルフィアの警察にさかのぼるという。
当時から、サンクスギビングデーの翌日には大勢の買い物客がフィラデルフィア市街にやってきていた。街が人であふれ、交通渋滞や事故、万引きなどの問題も頻発。警官にとっては、長時間勤務を余儀なくされる“ブラックな”日であることから、ブラックフライデーと呼ばれるようになったそうだ。
もう一つの説もある。ブラックフライデーにはたくさんの商品が売れ、小売店が黒字になることから「ブラック」と呼ばれるようになったという説だ。ただこれは、後付けの解釈だという説明が多かった。
11月27日の今日はサイバーマンデーだ。ブラックフライデーに便乗しようとECサイト業界が作った日だそうで、ブラックフライデーの翌週月曜日から大規模セールが行われ、オンラインでも購買欲を刺激する。
筆者はセールを見ると「せっかくだから」といらないものまで買ってしまいがちな性分だ。今回のブラックフライデー・サイバーマンデーセールでは「前から欲しかったもの以外は買わないぞ!」と頑張っているのだが、正直あまり自信がない。無駄遣い防止のため、セール期間、早く終わってほしい……。
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