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アイデア家電サンコーの「着る暖房」が、6億の売り上げを稼ぎ出した舞台裏:知らないと損!?業界最前線(5/6 ページ)
「着る暖房」が注目を集めている。ここにきて一気に寒さが増してきたが、光熱費の高騰により暖房器具の選択は切実な問題だ。着る暖房はエアコンなどとは異なり、人だけを暖めるため省エネ効果が高い。着る暖房を数多く手がけるサンコーのプロダクトマネージャーに今季製品の新機能などを聞いた。
また人気アイテムのひとつとして根強いのが、電熱線が入ってスーツの下にも着用できる『サイズ調節できる「ヒーターベスト」』(実勢価格7980円)だ。これはサンコー以外にも多くのメーカーが販売する人気商品でもある。
「暖かさには体に密着していることが重要なので、ヒーターベストは両サイドにファスナー2本ずつ付け、4段階でサイズ調節できるようにしています。ヒーター自体には差があまりないので、丈夫で破れにくいリップストップ生地に撥水加工を施し、中綿の量を30%増やすなど、ベストとしての着やすさを追求しています」(野崎さん)
さらにヒーターの電源ボタンやバッテリーを入れるポケットを内側に配置したり、前立て(衣服の前側のうち合わせ)をファスナーではなくボタンにするなど、暖房製品としての機能だけでなくベストとしての着心地やデザイン性、品質にもこだわって開発を続けているのだ。
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