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アニメ海賊版サイト「B9GOOD」元運営者らの有罪判決が確定 計4万5880本を無断掲載──CODA発表

海賊版サイト「B9GOOD」を運営し、昨年3月に中国公安当局に摘発された男性ら3人の有罪判決が確定した。約15年間にわたり海賊版サイトを運営し、無断アップロードしたアニメなどは計4万5880本に上るという。

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 日本人向けのアニメ海賊版サイトとして最大規模といわれた「B9GOOD」を運営し、2023年3月に中国公安当局に摘発された男性ら3人の有罪判決が確定した。コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が3月4日に明らかにした。


「B9GOOD」のトップページ(23年3月10日時点、出典はCODA)

 主犯の男性Aは、23年12月に著作権侵害罪で懲役3年、執行猶予3年6カ月、罰金180万人民元(約3800万円)の有罪判決を受けている。その控訴期間が終了したため、有罪判決が確定。男性Aは起訴内容を全面的に認め、反省・謝罪の意を示していたという。

 男性Aから報酬を受け取り、同サイトにアニメなどを無断アップロードしていた女性Bには懲役1年、執行猶予1年6カ月。同じく女性Dには懲役8カ月、執行猶予1年がそれぞれ言い渡されている。アップローダーの男性Cは中国の刑法が定める減免措置の対象になった。

 男性Aは、08年から23年2月までに中国国内やカナダ、日本などのサーバをレンタルして「BLUE920」「B9DM」「B9GOOD」とドメインやサイト名を変更しながら約15年間にわたり海賊版サイトを運営していた。無断アップロードされたアニメなどは計4万5880本に上る。

 CODAは16年10月、中国側に働きかけて当時B9DMとして運営していた同サイトを閉鎖させた。しかし男性Aは、中国国内からは視聴できないようサイトにジオブロッキング(地域視聴制限)をかけて閉鎖を偽装し、侵害行為を続けた。

 CODAは23年にアニプレックス、テレビ東京、東映アニメーションら日本の被害権利者6社を取りまとめて中国の公安局へ刑事告発。その後の摘発につながった。今回の有罪確定を受け「日本からの働きかけで海外の海賊版サイト運営者らに刑事罰が科されたのは初」としている。


B9GOODは、コンテンツを日本語で表記し、日本からのアクセスが約95%を占めていた。画像は日本の視聴者が特定コンテンツのアップロードを要請している様子(出典はCODA)

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