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障害が続いた「ネイチャーリモ」、“抜本的な対策”をメーカーに聞いた 「ローカル対応、進める」(2/2 ページ)
7月に2回の障害が発生したスマートリモコン「Nature Remo」シリーズ。メーカーのNatureに、障害の原因と今後の対策について聞いた。
Nature:全てのNature Remoはセットアップ後、AWSクラウド上でNatureが運営するサーバ群に常時接続します。アプリや音声アシスタントからの操作も、同じサーバ群を通して行います。そのため、Nature Remoを通した家電操作はAWSに強く依存しています。
──AWSは以前も障害を起こしています
Nature:「家電の操作をする」という点において、AWSに依存している状態には課題感を持っており、「サーバを介さない形で一部の家電をコントロールできる仕組み」(=ローカル対応)ができれば、今回の障害対応はできたと考えています。
──暑い盛りに月に2回も同じような障害が発生したことで、SNSなどでは動揺したユーザーさんの声も見受けられます。抜本的な対策になりますか?
Nature:ローカル対応が抜本的な対策となると考えています。ローカル対応は、AWSに一時的な障害がある場合でも、家の中にいる場合には家電操作を行うことができる機能として検討しています。
7月8日の障害発生時に既に対策チームを組成し、検証などを始めています。ローカル対応を最優先事項の1つとして実装計画を立てている状況です。
なお、今回トラブルのあったAWSのリージョンの変更も含めて検証しています。
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