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なんと11年ぶりの復活 富士フイルムの小型軽量カメラ「X-M5」の素性と狙い荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/3 ページ)

なんと「X-M5」である。先日配信された富士フイルムの「X Summit」で登場した新製品の型番だ。思わず「そのシリーズって見たことあるけど、いつだったっけ?」と調べちゃったほど懐かしい名前であった。

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 撮影モードにもVlogポジションがあり、Vlog向きをアピールしていたX-S20以上にVlog向きのカメラになっているようなのだ。

 今、スマートフォンユーザーが新しくカメラを使ってみたいという人にとって低いハードルで撮りたいものを撮れるにはどうすればいいかというコンセプトを感じられる。そしてスマートフォンへ画像や映像を送るのにUSB Type-Cケーブルが使えるので、Wi-Fiに比べて高速で安定した転送が可能だ。


USBケーブルを使って高速で安定した転送ができるのもスマートフォンユーザーにはありがたい点(iOSにもAndroidにも対応)

 写真を撮りたい人にはフィルムシミュレーションや被写体検出AFが役立つし、動画を撮りたいと思ったらVlogポジションにすればいい。こういうカメラが出てくるのは非常に良いことだと思う。

最後に登場した布に隠された製品が気になる

 今回のX Summitでは、X-M5の他に「レッドバッヂ」が付いたハイエンドのレンズも2本発表された。

 1つは超望遠の500mm F5.6。


超望遠のXF500mmF5.6 R LM OIS WR。35mm判換算750mm相当の超望遠レンズ

 もう1つはハイエンドの標準ズーム、16-55mmのリニューアル。初代レンズより、一回り小さくなり、質量も約410gに軽量化。


ハイエンドの標準ズームレンズXF16-55mmF2.8 R LM WR II。35mm判換算で24-85mm相当になる。XF16-55mmのリニューアルでよりコンパクトになった

 そして、One More Things的なエンディングを迎えたのだった。白と黒の布に隠された開発中の新製品が示唆されたのである。25年に発表される予定らしい。

 そういう余韻を残して終わったのはちょっと珍しいのであった。さて何が出てくるか。


製品発表終了後のテーブルに何気なく置かれていた白い布と黒い布に隠された何か

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