コジマプロとナイアンティックが戦略的提携 ゲームを「リアルな日常の中に解放」
「デス・ストランディング」シリーズなどのゲームで知られるKOJIMA PRODUCTIONSは23日、米Niantic Spatialと戦略的パートナーシップを締結すると発表した。Nianticの地理空間AI技術を用い、ゲームを「リアルな日常の中に解放させる」。
「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」シリーズなどのゲームで知られるKOJIMA PRODUCTIONS(東京都港区、以下コジマプロ)は9月23日、米Niantic Spatialと戦略的パートナーシップを締結すると発表した。Nianticの地理空間AI技術を用い、ゲームを「リアルな日常の中に解放させる」(小島秀夫さん)。
Niantic Spatialが地理空間AI技術を提供し、定評のある小島秀夫さんのストーリーテリングを「現実世界に拡張」する新たなエンターテインメントの共創を目指す。具体的な開発スケジュールなどは公表していない。
23日に行われたコジマプロの創立10周年記念イベント「Beyond The Strand」内で発表した。サプライズで登壇したNiantic Spatialのジョン・ハンケCEOは「コジマプロと協力し、我々の創造性とイノベーションを結集することで、新旧のファンの皆さんにどのような体験をお届けできるのかを探求できることを、大変うれしく思う」とあいさつした。
Niantic Spatialは、「ポケモンGO」や「モンスターハンターNow」などを開発・運営していた米Nianticが、これらの位置情報ゲームを米Scopelyに売却した際、ジョン・ハンケCEOらが設立した新会社。ARと位置情報技術を活用するジオスペーシャル(地理空間)コンピューティング事業を手掛ける。
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