全方位に高性能すぎるミドルクラス機「EOS R6 Mark III」 高画素化とCFexpress対応でより本格的に(6/6 ページ)
およそミラーレス一眼が扱う全方位に網を張った、何でもイケるミドルクラスのカメラが登場した。なんか大げさだけど、そのくらい“全部入り”になったのが、キヤノンの「EOS R6 Mark III」なのである。
暖かくていい感じになった。
最後にもう1枚いこう。こちらは85mm F2で撮影。さっぱりさわやかなイメージで仕上げたかったので「ClearLightBlue」フィルターを使ってみた。
動画撮影時はこの2つに追加してカスタムプロフィールも選べるようになる。
映像作品の素材撮影にも対応する動画機能の強化
前モデルに比べて大きく変わったのが、最新の動画撮影機能を盛り込んできたこと。特に編集を前提とした素材を撮影する機能が強化された。
ミラーレスEOSシリーズとしては初の3:2のセンサー全体を使うオープンゲートRAW記録に対応したり、カスタムピクチャーモードでLUTを当てたりグレーディングを前提としたCanon Log2やLog3を使えたり。さらに動画中のホワイトバランスの切り替えをスムーズにしたり、合焦直前にフォーカシングの速度をゆるめる滑らかなフォーカスワークを行えたりと、映像を制作するためのシネマEOSゆずりの高度な機能を搭載してきたのだ。
また、撮影モードダイヤルにS&F(スロー&ファースト)ポジションも用意し、スローモーションやファストモーション撮影も対応。その辺はわたしの守備範囲を超えるのであまり言及できないが、より高速なCFexpressカードの採用と相まって、本格的な映像作品作りにも使えるカメラに進化したといっていい。
ミラーレス一眼として順当に進化した上に、シネマEOSゆずりの本格的な動画撮影機能も搭載したのがEOS R6 Mark IIIなのだ。
写真も映像も本格的に取り組みたい人に対応できるかなりハイエンド寄りのミドルクラス機になったわけで、そこまで本格的な動画は撮らない人にしても画素数も超高速連写も賢くて速いAFも欲しいとなると、超お勧め。いやそこまでの高性能は不要だよ、という人はあえて価格的にも手頃なEOS R6 Mark IIを選ぶという手もあるので、それはそれでアリだと思う。
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