検索
連載

性能爆上げスタンダード機に個性派高級コンパクトも続々──値上げも気になった2025年のデジカメ総ざらい荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)

今回は2025年に登場したカメラを俯瞰し、個人的に目に付いたことを振り返ってみよう。例年通りいろいろあった。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

 これらほど極端ではないけれども、はっきりしたメッセージを持っているカメラも出ている。

 キヤノンの「EOS R50 V」は、Vという文字で分かりとおり動画(特にカジュアルなVlog系)に特化したミラーレス一眼で、撮影モードダイヤルもほぼ動画系でEVFもなし。ここまで徹底してくれると誰が見ても「カジュアルに動画を撮るカメラだな」と分かっていい。ただ、意外にコンパクトなミラーレス一眼として写真も撮りやすいので、スナップ写真用としてアリだと思う。


キヤノンのEOS R50 V。EOS R50を基本に機能やデザインを動画に特化したコンパクトなミラーレス一眼。コンパクトな静止画用としてもけっこう使える

 28m単焦点レンズのリコーの「GR IV」もその伝統的なスタイルやスペックからメッセージを感じるカメラだ。特に操作系が前モデルより洗練されて、より感覚的に使えるようになった。これは完成度が高い1台で、上着のポケットに入るサイズや重さでもあり常時携帯したくなる。


リコーのGR IVは前モデルより操作感がよくなり、スナップカメラとしての完成度がぐっと上がった。小ささも魅力

 クラシカルなスタイルということでいえば、OM SYSTEMの「OM-3」もフィルム時代のOM-1に回帰したようなデザインが目立った。


左がOM SYSTEM OM-3(25年発売)。右がオリンパスのM-1(のちのOM-1。1972年発売)。50年以上前のモデルのデザインを受け継いだのがよく分かる。ここまで似てるとは

 ここ2年で、かつてハイエンド機ならでは思われていた機能や性能がスタンダード機に搭載され、それに加えて諸般の要因(円安とかインフレとか)が重なって価格が上がったのは多くの人が実感してる。

 と同時に、主流からずれたどういう人にどう使って欲しいというメッセージを持った個性的なモデルも登場した(特に単焦点レンズを搭載した高級コンパクトが一気に出たのが印象的)のが、25年の面白いところだったなと思うわけである。

 ではみなさま、年末年始に使うカメラは決まりましたでしょうか? 良いお年を。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る