三菱化学メディアは5月14日、DVD+Rの片面2層記録規格「DVD+R DL」に対応した8.5Gバイトのデータ用DVD+Rディスク「DTR85N1」を5月下旬に発売すると発表した。DVD+R DL対応ディスクの発売はこれが初。オープン価格で、実売予想価格は1500円前後。
1層目と2層目の記録膜にそれぞれ色素を塗布し、各層間にスペーサーを挟み込むことで2層記録を可能にした。2.4倍速書き込みに対応する。ディスクの反りをコントロールする技術と、エラーを抑える基板成型技術を採用、安定した記録再生が可能だという。
関連記事
- 片面2層の記録型DVD――「DVD+R DL」の気になるあんなこと・こんなこと
片面2層のDVD+R DLは、ソニーが先頃対応ドライブが発表、対応メディアもそう遠くないうちに登場する予定だ。この“裏返さずに8.5Gバイト”というメディアへの期待は高いが、実際には再生互換性など悩ましい問題がいろいろ浮上しそうだ。 - DVD+RWアライアンスがDVD+Rの2層記録技術のデモを実施
7日から始まったCEATEC JAPAN 2003のDVD+RWアライアンス・パビリオンで、世界初となる2層記録対応のDVD+Rのデモが行われている。その様子と、そこで明らかになったさまざまな情報をレポートしよう。 - DVD-RとDVD+Rが2層記録に対応へ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.