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台風目前のアキバで、台風便乗セールへの期待とPentium M価格改定の噂週末アキバPick UP!

アキバ各ショップに入荷された、発売ほやほやの新製品をITmediaアキバ取材班が調査、注目商品をピックアップしていく「週末アキバPick UP!」。今週のキーワードは「Pentium Mマザー」「DVD+R DL5倍速対応ドライブ1万円」「ほぼカンペキなコネクタそろう電源」「今週の掘り出しモノ市」だ!

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待望のPentium Mマザーが出たはいいが、Pentium Mそのものが売れない理由

 今週水曜日より、アキバ各ショップにAOpen製Pentium Mマザー「i855GMEm-LFS」が入荷され始めた。価格は2万9800円、在庫は各ショップで1〜10枚と開きがあるが、週末3連休中にアキバ全体で品切れになることはなさそうだ。

 i855GMEm-LFSは、7月中頃から登場の噂があったが、10月になってようやくのお目見えとなった。

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AOpen「i855GMEm-LFS」

 i855GMEm-LFSはmicroATXサイズのマザーで、FSB 400MHzのPentium MやCeleron Mが搭載できる。チップセットはIntel 855GMEを採用、AGP×1とPCI×3、RAID 0/1対応Serial ATAや5.1chサウンド、ギガビットLANなどをオンボード搭載する。

 なお、初回入荷されたi855GMEm-LFSにはSeed Stepテクノロジを有効にさせるユーティリティツールが付属CD-ROMに収録されていない。初回版を入手したユーザーに対しては、同社Webサイトでのダウンロード提供により対応するという。もちろん次回入荷分からはCD-ROM収録済みとなる模様だ。

 Seed Stepテクノロジとは、システムの使用頻度に応じてCPUの動作クロックと電圧を同時に切り替えるという技術で、低負荷動作時は低電圧になり、発熱も抑えられるので、静音マシンを目指すならぜひ有効にしていおきたい機能である。

 さてこのi855GMEm-LFSこそは、そこそこ人気を集めているようだが、現時点ではPentium Mそのもの売れ行きには結びついていないようだ。

「せっかくマザーが出たのに、Pentium Mはサッパリ……。対してCeleron Mはよく売れ出しました」というコメントがいくつかショップで聞かれた。特にCeleron M 360の人気が高く、不意をつかれて在庫を切らしてしまうショップもあったほどだ。

 OVERTOP 1号店では「複数のベンチマークサイトでCeleron M 360がPentium M 735とほぼ互角のスコアを出しており、一部のユーザーが注目しているのは確かです」と話す。また某ショップでは、「10月後半にPentium Mの価格改定があるという噂が流れ、買い時を窺っているユーザーも相当数いるはずです」と分析する。

 またi855GMEm-LFSの販売価格に関して、ライバル製品がないためだからなのかどうなのか、各ショップとも軒並み2万9870円(あるいは税込み価格:3万1290円)と同一となっているのもなかなか珍しい。

製品AOpen「i855GMEm-LFS
入荷ショップ
T-ZONE. PC DIY SHOP 2万9800円
俺コンハウス 2万9800円
クレバリー1号店 2万9800円
OVERTOP 1号店 2万9800円
パソコンショップ・アーク 2万9800円

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***


DVD+R DL 5倍速、DVD+R 16倍速対応DVDドライブ、1万円前後で登場

 調査当日の金曜、東芝サムスン ストレージ・テクノロジー製DVD+-R/RWドライブ「SD-R5372」のバルク品が複数のショップに入荷していた。価格は1万円前後で、在庫は潤沢だ。

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東芝サムスン ストレージ・テクノロジー「SD-R5372」

 SD-R5372は、DVD+R DLへの5倍速記録対応となっている点だ。DL方式のDVD+Rは通常より2倍近い容量が書き込めるため、書き込みにかかる時間もそれだけ長くなる。従来の4倍速から比べるとわずかなアップとはいえ、頻繁にDVDライティングするユーザー、あるいは「最速」を求めるユーザーは高い買い物ではないはずだ。

 加えて、DVD+R 16倍速、DVD-R 12倍速、DVD+-RW 4倍速記録対応と1層メディアへの記録も現時点で最速クラスの性能を持つ。欠点といえば、ライティングソフトが付属されないことくらいだろうか。

製品東芝サムスン ストレージ・テクノロジー「SD-R5372(バルク)
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク 9980円
クレバリー1号店 9973円


多彩なシステムに対応する、現状“ほぼカンペキ”な電源

 今週木曜、タオエンタープライズ製電源「TAO-500P5V」がいくつかのショップに入荷した。価格は1万8000円前後で、在庫は1〜2台と少ないものの、すぐに再入荷可能だという。

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タオエンタープライズ「TAO-500P5V」

 TAO-500P5Vは、定格500ワット、ピーク時600ワットのATX電源だ。4ピン分が分岐できる、20ピン/24ピン両対応コネクタを搭載する。

 また、ジョイント可能な4ピン+12ボルトコネクタを2本装備することによる、8ピンが必要なXeonマザーなどへの対応、そしてPCI-Express 16x対応ブラフィックスカード給電用の6ピンコネクタも標準で揃え、多数のシステムに柔軟に対応できるのが特徴だ。

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背面には+12ボルトコネクタのジョイント時と単独時で給電方法を変えられるスイッチが用意されている

「LGA775対応となっている電源でも、ハイエンドなシステムで使うには何かしらの変換ケーブルが必要でした。完璧に揃えたのは立派ですね」(某ショップ)とショップ店員の評判もよさそうだ。

製品タオエンタープライズ「TAO-500P5V
入荷ショップ
PCパーツショップ・CUSTOM 1万7800円
ワンネス 1万7800円


今週の「掘り出しモノ市」

 今週末土日は「非常に強い台風」が関東地方に上陸するという予報だが「逆にチャンス」と思っていただきたい。詳しくは「アキバショップ探索ルート:雨天&曜日・時間限定の特典付きショップ編」を参照のこと。

 というわけで、今週末はあぷあぷ秋葉原店で「未使用ジャンク扱い」のパーツが激安価格で販売されるという情報を入手した。現在同店では、開店5周年記念キャンペーンが展開されているようだ。

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特価品の一つ、300ワット電源搭載のミドルタワーケース「SW101BB」は限定10台で1980円
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大量に入荷されたSCSI関連のサプライ品とフェライトシートなど。例えば、68ピンの7台連結ケーブル、アイネックス「FW-1202」(5000円相当)が980円などがある。「SCSIはニッチな市場なので、その分パーツが高くなります。今なら高級なIDEケーブル程度の価格で買えますよ」とのこと

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