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NEC、燃料電池一体型ノートPCを開発
ユニットをさらに小型化し、ノート一体型のデザインが可能になった。1.1GHz動作の超低電圧版Pentium M搭載で約10時間の動作が可能だ。
NECとNECパーソナルプロダクツは10月19日、燃料電池ユニットを一体化したノートPCを開発したと発表した。超低電圧版Pentium M 713(1.1GHz)を搭載し、燃料カートリッジ1本使用時で約10時間の動作が可能だ。
昨年9月に発表したノートPC用燃料電池(関連記事参照)を改良。新たに自立制御システムを組み込み、PCの起動・終了・負荷状況、燃料の液量・濃度などの状況に応じた最適制御が可能になった。
燃料電池の出力密度を70ミリワット/平方センチに向上させたことで、発電素子を従来比約25%小型化できた。また独自の平面実装技術を導入した薄型発電ユニットを開発、同約20%薄型化。このためPC本体の底面に電池ユニットを配置し、PCと一体化したデザインが可能になった。
開発中の試作品のため、商品化は未定。10月20−23日に開かれる「WPC EXPO 2004」(東京ビッグサイト)に参考出展する。
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