「もっと早くできねぇのかよ」という“PC録画派”“エンコ職人”にこれ1枚──プレクスター「PX-C200P」:エンコードカード(2/5 ページ)
寝ている間に動画エンコード──“PC録画派”ならこのような経験を1度はしたことがあるだろう。そしてこう思う「もっと早くできねぇのかよ」。そのようなユーザーにお勧めなのが、エンコードチップにXCode II-Lを採用するプレクスター「PX-C200P」だ。今回は、ソフトエンコとの速度・画質比較含めて、その使い勝手を試してみた。
MPEGハードウェアエンコードに対応した、特別版のビデオ編集ソフトが付属
もう1つ、定番ムービー編集ソフトの1つであるユーリードシステムズ製の「Ulead VideoStudio 8 for PLEXTOR」がバンドルされている。「for PLEXTOR」と、同機用のカスタマイズバージョンになっており、同ソフトによる編集時には同機によるハードウェアMPEGエンコード機能が利用できる。
Ulead VideoStudio 8 for PLEXTORの操作インタフェース。現在最新のVideoStudio 9(レビュー参照)ではないが、素材キャプチャーからカット編集、エフェクト挿入、DVD記録など、ムービー編集/DVD作成まで一連の作業が1つで行える
VideoStudio 8は、複数のビデオ素材を組み合わせ、豊富なエフェクト機能を利用したビデオ編集が可能なソフトだ。機能的には、上記以外にオリジナルと大きな変更はないが、読み込み可能な動画ファイルも多く、DivXエンコードしたAVIファイルなども読み込み素材として利用できるなど、使い勝手はよい。なお、同ソフトによりソフトウェアでのエンコードになるが、PSPなどで使用できるMPEG-4(メモリースティックビデオフォーマット)への変換も行える。ソフトウェアエンコードなので、PX-C200Pはほぼ関係ないのが残念なのだが。
VideoStudio8 for PLEXTORを利用した場合、ビデオ素材としてMPEG-2ファイルを利用し、なおかつエフェクトやカット編集などが施されていない部分のみが高速にMPEGトランスレートされる。ほかの部分は単に同機をMPEGエンコーダとして利用するため、MPEGトランスレートされる部分と比較するとレンダリングに時間がかかる。この点を把握しながら編集を行うと、より快適に作業が行える。
リアルに「4倍速」トランスレートを実現
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