10万円台の地デジモデルも──日立、2006年PC夏モデル「Prius R」シリーズを発表：2006年PC夏モデル

日立製作所はオール地デジ対応となる2006年PC夏モデル「Prius R」シリーズを発表、4月22日より順次発売する。ディスプレイ分離タイプとなるPrius Airシリーズは26インチワイド液晶を付属するモデルのほか、実売16万円前後から用意する“ディスプレイレス”モデルが新たに加わった。

[ITmedia]

　日立製作所は4月12日、2006年PC夏モデル「Prius R」シリーズを発表した。4月22日より順次発表を開始する。

　同シリーズでPriusは発売以来10周年を迎え、2006年春モデルと同様に地上デジタルチューナーをすべてのモデルに採用した「地デジ・Prius」というテーマで展開していく。26インチワイドピュアカラー液晶ディスプレイが付属するスリム筐体採用の「Prius Air type R（AR35R1R）」、本体デザインは同じくディスプレイレス仕様となる「Prius Air type G（AR32G1R／AR31G1R）」、ディスプレイ一体型モデル「Prius One type W（AW35W1R／20インチワイド液晶）」、「Prius One type S（AW33S1R／17インチ液晶）」の5モデルを投入する。

　ラインアップと価格は以下の通り。

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26インチワイド液晶付属モデルと“ディスプレイレス”モデルを用意する「Prius Air」

　Prius Airは小型／スリム筐体を採用し、ディスプレイ分離型となるデスクトップPCシリーズ。type RはS-IPS方式の26インチワイド液晶ディスプレイ付き、type Gはディスプレイを付属しない構成となる。type Gは別途D端子／アナログRGB入力端子付きのTV（同社家庭用TV Wooo W26L-H80など）ないしディスプレイと組み合わせて使用することを想定したモデルで、ディスプレイを付属しないぶん地デジ対応PCを安価に提供できるメリットがある。Office 2003がバンドルされないAR31G1Rで、16万円前後という価格になる模様だ。

26インチワイド液晶ディスプレイが付属する「Prius Air type R」（写真＝左）、D4＋アナログVGA端子搭載の大型テレビ・ディスプレイへの接続を想定するディスプレイレスモデル「Prius Air type G」（写真＝右）

　基本的な構成は前モデル「Prius P」シリーズ（レビュー参照）に概ね準拠し、type GはCPUにPentium 4 630（3GHz）、PC2-4200 DDR2 SDRAMを1024Mバイト（512Mバイト×2）を、type GはCPUにCeleron M 351（3.20GHz）、PC2-4200 DDR2 SDRAMを512Mバイト（256Mバイト×2）を、双方共通でSerial ATA/150 HDDを320Gバイト、2層DVD±R記録対応DVDスーパーマルチドライブ、地上デジタル／地上アナログ高画質チューナーを搭載する。

　なおPriusシリーズは、地上デジタルチューナーに搭載する同社製ハードウェアデコーダ「BroadGear」など、ハイビジョン映像をより“綺麗”に視聴するための高画質機能・画質チューニングが施されることも特徴の1つとなる。

　同社家庭用テレビWoooシリーズにおける絵造りの手法をベースに「空の青」「人の肌色」「芝生の緑」「夕日の赤」など、人間がイメージする記憶色を再現するよう、緻密な色調整が行われている。動き適応IP変換処理や3次元ノイズリダクション、シャープエッジ、カラーマネジメントなどの高画質化機能のほか、映像に合わせて最適なコントラスト処理を行う「ダイナミックコントラスト」機能も備わる。

　Prius Air type R（AR35R1R）は、ハンビットユビキタスエンターテイメント製オンラインゲーム「グラナド・エスパダ」「WYD（With Your Distiny II）」の推奨モデルとして展開され、ゲームクライアントソフトをバンドル予定となっている。

　Prius Airシリーズの主な仕様は以下の通り。

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