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アイ・オー、宅内電力線LANを実現するPLCアダプタ発売
アイ・オー・データ機器は、家庭内の電力線をLAN回線として利用可能とするHD PLC方式に対応するPLCアダプタを発売する。
アイ・オー・データ機器は11月28日、家庭内の電力線をLAN回線として利用可能なPLCアダプタを発表、12月下旬より発売する。ラインアップは親機+子機セットのスターターパック「PLC-ET/M-S」、増設用の子機単体モデル「PLC-ET/M」を用意。価格は双方オープン、同社直販「ioPLAZA」価格はPLC-ET/M-Sが2万1000円、PLC-ET/Mが1万3650円(双方税込み)。
PLC-ET/M-SおよびPLC-ET/Mは、理論値最大190Mbpsとなる電力線通信「HD PLC」方式を採用するPLCアダプタ。セットモデルのPLC-ET/M-Sは初期設定済みとなっており、家庭内のコンセントに差すだけでLAN構築を可能。また増設モデルのPLC-ET/Mも、セットアップボタンを押すだけでPCレスでの簡単設定を行なうことができる。
通信の暗号化にはAES128ビットが利用可能で、出荷時状態で設定済みとなっている。本体サイズは約121(幅)×40(奥行き)×70(高さ)ミリ、重量は約240グラム。
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