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「彼はシャイなナイスガイだったよ」――アンディがアキバに残していったモノ古田雄介のアキバPickUP!(2/4 ページ)

大ヒットCPUクーラー「ANDY SAMURAI MASTER」のパッケージでお馴染みのアンディ氏がアキバにさまざまなアイテムを残していった。低消費電力タイプのデュアルコアCPUも出そろい、話題を呼んでいる。

ショップによって人気差が激しいAthlon X2

TSUKUMO eX.に貼られた新ブランド「Athlon X2」の価格表

 先週から、AMDの新ブランド「Athlon X2」にラインアップされる2モデルが複数のショップに入荷している。動作クロック2.1GHzの「BE-2350」が1万4000円前後で、1.9GHzの「BE-2300」は1万1000~1万2000円前後。在庫はそれぞれ潤沢だ。

 Athlon X2は低消費電力のデュアルコアCPUで、今回登場したBEシリーズはTDPが45ワットとなる。BE-2350とBE-2300ともに、2次キャッシュは512Kバイト×2で、対応ソケットはSocket AM2。ただし、既存のSocket AM2搭載マザーでは、BIOSレベルで認識されない場合がある。

 某ショップは「一部のマザーを除いて、CPUのモデルナンバーが正しく表示されないようです。ただ、動くことは動くと思います」と話す。なお、ブランド名から「64」が消えているが、64ビットOSにも対応する。

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 売れ行きはショップによってまちまちで、比較的ビギナーの来店が多い店舗で高い人気を示していた。「バカ売れです」という某ショップは「省電力タイプのCPUとしては割安感が高い。Athlon 64 X2 3800+なら1万円以下ですが、数千円程度なら上乗せしてもいいと思っている人がAMDユーザーには多いのでしょう。SempronやAthlon 64はサッパリ売れませんから」と語った。

 一方、6月初旬から出回っているCoreマイクロアーキテクチャを採用したインテルの新ブランドCPU「Pentium Dual-Core」の「E2000」シリーズは、いまひとつ波に乗れていない様子。1万円強の価格でデュアルコアを内蔵しており、TDPも低めの65ワットと、特徴がAthlon X2と似通っているが、ある店員さんは支持層の違いが売れ行きに出ていると見る。

 「AMD系に比べてインテル系を購入する層は性能や消費電力に無頓着な人が多く、安さで選ぶなら数千円のCeleronを抵抗なく買います。中途半端に安いデュアルコアよりも、思い切り安いシングルコアに魅力を感じるようですね」とのことだ。

AMD「Athlon X2 BE-2300」と同「BE-2350」(写真=左)。BE-2350。刻印は「Athlon X2」となっている(写真=中央)。6月初旬から出回っているIntel「Pentium Dual-Core E2000」シリーズ。1.8GHzの「E2160」が1万2000円台で、1.6GHzの「E2140」は1万1000円前後(写真=右)

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