デル、SOHO特化ブランド「Vostro」デスクトップ2モデル発表
デルは7月11日に新しいブランドシリーズ「Vostro」を立ち上げ、同シリーズの新製品としてデスクトップPC2モデルを発表した。専任IT管理者がいない小規模オフィスの需要に対応する。
「Vostro」(ボストロ)は、大企業向けの「OptiPlex」「Latitude」と個人向け「Inspiron」(そして旧デスクトップブランドの「Dimension」)に続くブランドシリーズとして登場する。この新しいシリーズは、SOHOなど100人以下(デルの資料によると、とくに25人以下の規模を最重要ターゲットと捉えている)の専任のIT担当者がいない企業をターゲットにしたラインアップで、デルの説明によると「製品構成は個人向けのInspironをベース」「サポートは企業向けのOptiPlexに準拠」した性格を持つという。
「小規模な企業ではデザイン製作オフィスのような“パフォーマンス”を必要とするユーザーが個人向けのInspironを求めるケースが多いが、シルバーを基調としたデザインがオフィスの雰囲気に合わないという声があった」(デル担当者)
Vostroブランドのデスクトップ第1弾として登場するのはミニタワータイプの「Vostro 200ミニタワー」とスリムタワーの「Vostro 200スリムタワー」の2モデル。ともに、先日発表された個人向けデスクトップPCのインテルプラットフォーム対応製品をベースとしており、Vostro 200ミニタワーの構成は「Inspiron 530」と、Vostro 200スリムタワーの構成は「Inspiron 530s」にそれぞれ準拠するが、スリムタワーのVostro 200スリムタワーでInspiron 530sで選択できなかったCore 2 Duo E6600が選べたりTVチューナーカードが用意されなかったりと、一部の構成に変更が加えられているほか、筐体のカラーがInspironのシルバーからブラック基調に代わっている。なお、VostroデスクトップPCシリーズにはAMD対応プラットフォームの製品は用意されない。
Vostro 200ミニタワー、同200スリムタワーで選択できる主なBTOメニューと主な構成は以下のとおり。
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