「Windows Home Server」の深夜販売に、人は集まるのか?:古田雄介のアキバPickUP!(2/4 ページ)
家庭向けサーバOS「Windows Home Server」が29日0時から販売される。不参加のショップからは「まさかやるとは……」と囁かれる状況だが、参加店舗はノリノリで準備を進めている。果たして人は集まるのだろうか?
Athlon 64 X2 5000+ Black Editionに「どうせPhenomまでのつなぎでしょ」の声
調査当日の金曜日、AMDから先日リリースされた「Athlon 64 X2 5000+ Black Edition」が、複数のショップで発売開始となった。価格は1万7000円弱で、在庫は潤沢。
Athlon 64 X2 5000+ Black Editionは、動作クロックの倍率固定が解除された限定版のCPU。基本のクロック数と2次キャッシュは、すでに出回っている通常の5000+と同じで、2.6GHzと512Kバイト×2となる。
CPUのオーバークロックには、FSBの引き上げとCPUの倍率アップが知られている。通常のAthlon 64 X2ではCPUの倍率が仕様以上引き上げられなかったため、FSBの調整を主体にしてクロックアップする必要があった。そのためにはFSBクロックの微調整が可能なマザーボードが必要だが、5000+ Black EditionはFSBをいっさい変更せずに、BIOS設定画面でクロックアップが図れる。
ただし、ユニークな機能を備えたモデルながら、売れ行きはいまひとつの様子だ。その理由で最も多く聞いたのは、AMDユーザーの関心がすでに次世代CPU「Phenom」に移っているという点。ある店員さんは「限定モデルとしてプレミアム感を持たせても、しょせんはPhenomまでのつなぎ。いちユーザーとしては“いいから、早くPhenom出してよ”といいたい」と、愛着があるゆえか手厳しい。
また、オーバークロック好きなユーザーへの訴求力不足を指摘する声もある。「固体によっては3GHz以上までクロックアップできるらしいですが、上げられる幅がいまいち狭いね。どうせなら6400+にオーバークロック機能をつけて欲しかった」(某ショップ)とのこと。とはいえ、発売初日ということもあり、様子見のユーザーも多いはず。今後の伸びに期待したいところだ。
なお、今週からAthlon 64 X2上位モデルが、マザーボードなどとのセットで3000~1000円安くなるキャンペーンが複数のショップで始まっている。これに似た状況のAMD製CPUの値下げは、7月に見られた“フライング価格改定”を思い出させるが、多くのショップはこれを否定。ただ、某ショップの店員さんだけは「はい、そうですよ。それが何か?」と飄々(ひょうひょう)と話していた(関連記事:「AMDの責任者出てこい」――CPU価格改定でショップから怨嗟の声)。
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