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Vistaのファイル圧縮/暗号化機能を活用する:サクッとおいしいVistaチップス 31枚め(2/2 ページ)
Vistaのファイル圧縮/暗号化機能を使えば、HDD容量を節約できたり、セキュリティを向上できる。パフォーマンスの低下が気になるところだが……。
ファイル圧縮/暗号化によるパフォーマンスの低下は?
ファイルの圧縮や暗号化は便利な機能ではあるが、それにともなうパフォーマンスの低下が気になるところだ。ここでは実際に同一ドライブ上でコピーを行ったときに、どの程度の違いが出るのかを簡単にテストしてみた。
テスト1は、容量の小さな1000のファイル(各ファイルの容量は1~10Kバイト/合計103Mバイト)をコピーする場合、テスト2は大きなファイル(300Mバイトの単一ファイル)をコピーする場合だ。ファイル圧縮のテストは圧縮されたフォルダから圧縮された別フォルダへコピー、ファイル暗号化のテストは暗号化されたフォルダから暗号化された別フォルダへコピーするのに要する時間を計測している。
結果としては、どちらの場合もパフォーマンスが低下しているものの、ファイル圧縮の場合は気にならないレベルに収まっている。一方、ファイルの暗号化(EFS)では多数のファイルをコピーするときに大幅なパフォーマンスの低下が見られるので利用方法には注意が必要だろう。
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なお、冒頭で述べたようにファイルの圧縮と暗号化はVistaの新機能ではなく、Windows 2000/XP Professionalでもサポートされていた機能なので、Windows 2000/XP Professionalでもほとんど同じ手順で利用できる。次回は、Vistaの新機能となるドライブの暗号化について紹介しよう。
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