Windows 7 日本語版VL、9月1日発売──XP搭載企業PC対象の新キャンペーンも実施
マイクロソフトは、企業向けWindows 7のボリュームライセンスを9月1日に発売。同時にXPやVistaを利用する法人向けにアップグレード価格を割り引く、移行促進のためのキャンペーンも実施する。
マイクロソフトは7月27日、Windows 7 日本語版の法人向けボリュームライセンスを2009年9月1日に発売すると発表した。
同社は10月22日に発売する一般ユーザー向けWindows 7のほか、日本時間の7月23日にWindows 7の開発が完了したことを受け、Windows Vista以外に、国内で約8割(2008年10月時点の企業における使用クライアントOS、アイ・ティ・アール調べ)を占めるというWindows XPを使用する企業ユーザーに向け、早期のアップグレードを促したい考え。同時に既存法人ユーザーに対し、Windows 7のボリュームライセンスを割安で販売するキャンペーン「法人向け早期アップグレード割引キャンペーン」も新たに実施する。
最小3ライセンスから契約できる法人向けのボリュームライセンスは、ベーシックな「アップグレードライセンス」、アップグレードライセンスに加えてメンテナンスプログラム“ソフトウェアアシュアランス”(Software Assurance:SA)を購入する「アップグレードライセンス& SA」、「SAのみ」の3タイプがある。2009年7月現在、新規PCとSA(優待価格で1万2000円)の同時購入でWindows 7 Enterpriseへのアップグレード権が得られる「法人向けWindows 7 先行優待キャンペーン」を実施中。同キャンペーンは終了日を当初の6月30日から8月31日に延長し、「2008年8月1日以降にWindows Vista Business、同XP Professional搭載PC購入+SAを優待価格で購入(1万2000円)」と「2008年7月31日以前にWindows Vista Business、同XP Professional搭載PC購入+アップグレードライセンス+SAを20%オフ価格で購入(2万8500円)」した場合の優待アップグレードプランとともに展開する。
法人向けWindows 7 先行優待キャンペーン | |||
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PC導入日 | 2008年7月31日以前(プラン3) | 2008年8月1日~現在(プラン2) | これから導入(プラン1) |
導入PC | Windows Vista BusinessあるいはWindows XP Professional搭載PC | Windows Vista Business搭載PCを購入 | |
価格 | 2万8500円(アップグレードライセンス+SA20%オフ価格) | 1万2000円(SA優待価格) | |
キャンペーン期間 | ~2009年8月31日 |
企業向けとなるWindows 7 Enterpriseは、Windows 7 Ultimateと実機能は同様ながらライセンスキーの管理方法が異なるエディションとして展開し、SA/エンタープライズ アグリーメント(EA)ともに購入するボリュームライセンスでのみ販売する(PCプリインストール向けのOEM版や店頭パッケージのFPP版、およびSA購入なしのボリュームライセンスのみでは販売されない)。SA契約しているボリュームライセンス顧客に対し、日本時間の8月7日から製品/英語版のダウンロード提供も始める。日本語版を含む他言語版は7日以降順次提供予定とし、「日本語版も8月末までに開始する」(マイクロソフト コマーシャルWindows本部の中川哲本部長)という。
法人向け早期アップグレード割引キャンペーン | |
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期間 | 2009年9月1日~2010年2月(予定) |
対象 | 法人Windows XP Professional、Windows Vista Businessユーザー |
内容 | Windows 7 Professionalアップグレードを優待価格で販売、インストールディスク/インストールガイドも付与 |
販売価格 | 1万9800円 |
2009年9月1日に始まる「法人向け早期アップグレード割引キャンペーン」は、現在、Windows Vista BusinessないしXP Professionalを使用する法人ユーザーに対し、早期アップグレードを支援する目的でWindows 7 Professional アップグレードライセンスを優待価格(1万9800円)で販売するもの。2010年2月まで実施する。同社は、法人市場の5割のPCはWindows 7へアップグレード可能な仕様要件を満たしていると試算し、「より生産性が向上する」とうたうWindows 7の機能の以外に、早期に導入することで圧縮できる導入コストの優位性もアピールする。通常のアップグレードライセンスでは有償となるインストールディスクを付与し、インストールマニュアル(ガイド)も付属する特典を設ける。
「Windows 7はβ、RC版を経て、製品版はさらに完成度を高めた“よりよいでき”の製品に仕上がった。SAの販売はここ最近、対前年比で220%に伸びている。これは、Windows 7が法人市場に期待されていることを示しているといえる。求めやすく導入できるこの機会にアップグレードしていただきたい」(中川本部長)
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