ゴールドなエクスペリエンスが味わえる?――「HP Mini 210 Vivienne Tam Edition」実力診断:デザインのよさは分かったが……(1/3 ページ)
“見た目が”いいのか、それとも“見た目も”いいのか――目立ちまくりの黄金ミニノートPC「第2世代Vivienne Tam Edition」をGW中にじっくりテストしてみた。
美しきミニノートPCの実力を探る
日本ヒューレット・パッカード(HP)のミニノートPC「HP Mini 210 Vivienne Tam Edition」は、日本HPと外部デザイナーのコラボレーションによる「デザイナーズ・コレクション」モデルの第3弾だ。ファッションデザイナーのヴィヴィアン・タム氏がデザインを手がけている。
同社のNetbook「HP Mini 210」をベースとしたモデルだが、ボディカラーや天面のデザインを変更しただけでなく、化粧箱や付属品、さらに専用のデスクトップテーマも用意するなど、パッケージ全体でデザインコンセプトを徹底している点が目新しい。
PC USERでは、主にデザイン面にフォーカスしたファーストインプレッション記事を先行して掲載済みだが、今回は実際の使い勝手を左右するソフトウェアの構成や、パフォーマンス、動作時の騒音、発熱といったポイントを検証していこう。
HP Mini 210 Vivienne Tam Editionの関連記事
エレガントな専用デスクトップテーマ
まずはプリインストールされているデスクトップテーマに注目だ。Stardockの「Fences」というアプリケーションでカスタマイズされており、非常に凝ったものとなっている。ボディ天面と共通の蝶(ちょう)のデザインを施した壁紙が3種類あり、スタートボタンまで蝶の形だ。また、蝶のボタンをクリックしてスタートメニューを起動すると、メニューの周囲をアニメーションの蝶がひらひらと舞うギミックも備えている。
マイコンピュータやディスク、フォルダなど、各種アイコンも壁紙のイメージに合わせた専用のデザインのものが用意されている。Fencesにはデスクトップアイコンの表示位置をカスタマイズする機能があるほか、アイコンの表示/非表示をダブルクリックで行う機能があり、同機能が標準で有効となっている。これにより、PCとしての使い勝手を損なわずに、デスクトップアイコンを手軽に非表示にして、壁紙のデザインを楽しむこともできる。
OSは32ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールしている。ベースモデルのHP Mini 210を含め、一般的なNetbookではほとんどが低価格PC向けエディションのWindows 7 Starterを導入しているが、機能が大きく制限され、壁紙やデスクトップテーマの変更なども行えない。Home Premiumを採用したのは専用のデスクトップテーマを使うためと思われるが、機能面でもAero Glass(半透明表示)、DVD再生、マルチディスプレイ(ミラー表示はStarterでも可能)、Windows Media Centerなどが利用できるアドバンテージがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.