日本HP、音質とデザインを重視した14.5型ワイドノート――「HP ENVY14 Beats Edition」:2010年PC秋冬モデル
日本HPは海外展開している高級PCブランド「HP ENVY」を国内市場に投入。ノートPCの第1弾は、ヒップホップミュージシャンDr.Dreとのコラボモデルだ。
HP ENVYとBeats by Dr.Dreのコラボでサウンド面に注力
日本ヒューレット・パッカードは9月30日、14.5型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPC「HP ENVY14 Beats Edition」を発表した。製品ラインアップは基本スペックと販路が異なる2モデルを用意し、同社直販のHP Directplusモデルを9月30日、量販店モデルを10月7日に発売する予定だ。価格はオープンで、予想実売価格はHP Directplusモデルが14万円前後、量販店モデルが13万円前後の見込み。
「HP ENVY」は「ユーザビリティ、デザイン、エンターテインメント、パフォーマンスといった点において何も妥協しない、人々が羨望(せんぼう)する最上級モデル」といったコンセプトの新ブランド。同社のPC製品群においては既存のHP PavilionやHP G Seriesの上位に位置する高級ブランドで、米国では以前から販売されていたが、日本市場では9月27日発表の薄型インクジェット複合機「HP ENVY100」とともに、HP ENVY14 Beats Editionが初上陸となる。
HP ENVY14 Beats Editionは、ヒップホップのミュージシャン/音楽プロデューサーであるDr.Dre(ドクター・ドレー)が手がけた「Beats by Dr.Dre」ブランドとのコラボレーションモデル。Beats by Dr.Dreは、Dr.Dreが音楽用ケーブルメーカーの米モンスターケーブルと共同開発した高級ヘッドフォンブランドだ。日本でもヘッドフォン製品が販売されている。
HP ENVY14 Beats Editionには、Dr.Dreの制作スタッフとHPのエンジニアが共同開発した音楽再生ソフト「Beats Audio」がプリインストールされ、音楽再生におけるデジタルシグナルプロセッシングのチューニングをDr.Dreが行うことで、迫力ある重低音とクリアなサウンドを追求した。Beats Audioのオン/オフは、キーボードのFnキーとbキーの同時押しで切り替えられる。左側面には2基のヘッドフォン出力(うち1基は音声入力と共用)を搭載する。
ボディデザインについては、天面中央にBeats by Dr.Dreのブランドロゴを大きく配置。ブラックを基調としたカラーに、赤く点灯するバックライト付きキーボードを搭載し、ラバーコーティングのパームレストやアルミ素材を用いることで、高級感に配慮した。デスクトップテーマやアイコンのデザイン、製品パッケージ、マニュアルもBeats by Dr.DreとHP ENVYの世界観で統一されている。
基本スペックは、HP DirectplusモデルがクアッドコアのCore i7-720QM(1.6GHz/最大2.8GHz)と7200rpm/640GバイトのHDD、量販店モデルがデュアルコアのCore i5-460M(2.53GHz/最大2.8GHz)と5400rpm/640GバイトのHDDを搭載。そのほかの仕様は共通で、Intel HM55 Expressチップセット、4Gバイトメモリ(PC3-10600)、スロットイン方式のDVDスーパーマルチドライブ、GPUのMobility Radeon HD 5650(グラフィックスメモリ1Gバイト)、1366×768ドット表示の14.5型ワイド液晶ディスプレイを装備する。
通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを備え、インタフェース類はSDメモリーカードスロット、eSATA/USB 2.0共用ポート、USB 2.0ポート×2、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、約92万画素のWebカメラなどを内蔵する。バッテリー駆動時間は標準で約6.5時間、底面に装着するオプションのスリムバッテリー使用時で約13時間だ。USBポート搭載の薄型ACアダプタが付属する。本体サイズは356(幅)×237(奥行き)×30.5~32.5(高さ)ミリ、約2.62キロ。
OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumを採用。Beats Audio以外のソフトは、Adobe Photoshop Elements 8、Adobe Premiere Elements 8、HP MediaSmart、Microsoft Security Essentialsなどが付属する。
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