インテルが期待する「Sandy Bridge」と「女子力」:「IDF 2010のTech Inside並みに話しています」(1/2 ページ)
インテルは、Intel Developer Forum 2010(IDF 2010)で紹介された次期主力CPU「Sandy Bridge」の詳細説明を日本の関係者を対象に行った。
インテルも「女子力」に注目する
インテル代表取締役社長の吉田和正氏は、9月に米国で行われたIDF 2010のハイライトと国内市場におけるインテルの取り組みについて紹介した。IDF 2010のハイライトでは、Intel CEOのポールオッテリーニ氏が基調講演で述べた「1日に百万台のPCが販売されている」という言葉を引用して、コンシューマーPCの市場がさらに拡大していることをアピールしたほか、次期主力コンシューマー向けCPU「Sandy Bridge」の詳細が説明されたこと、そして、Atom関連では、AppUpセンターの開設と組み込み向けのAtom E600、スマートTV向けのAtom CE4200が発表されたことを挙げた。
さらに吉田氏は、日本市場でCore iシリーズが着実に普及している状況を調査会社の資料で示した。ノートPC市場では、2009年12月まで圧倒的多数だったCore 2シリーズがCore i3、次いでCore i5に移行し、現在はCore i5搭載モデルが48%に達するという。
インテルが行っている国内PC市場の活性化に向けた取り組みの紹介では、「若い世代のPC利用を促進」にフォーカスを当て、特に、若い女性のPC利用の拡大に向けた活動として、すでに行ってきた原宿スタイルコレクションやSeventeen、宝島のような、女性誌と連動した企画をこれからも継続して行うことが示された。長年取り組んでいる医療向け市場でも、「コンティヌア・ヘルス・アライアンス」のサービス開始を取り上げ、一般ユーザーに向けたオンラインヘルスケアサービスやアプリケーションが提供されることを紹介した。
Sandy Bridgeを“Tech Inside”レベルで解説
インテル技術本部 副本部長の土岐英秋氏は、Sandy Bridge(開発コード名)の概要を解説した。インテルの開発計画において、32ナノメートルプロセスルールの“Tock”フェーズに当たるSandy Bridgeは、新しいアーキテクチャの採用に伴って新技術が多数導入される。シングルチップにCPUとグラフィックスコア、メモリコントローラ、そして、PCI Expressインタフェースなどが統合され、グラフィックスコアのIntel HD GraphicsとTurbo Boost Technologyは第2世代になる。
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