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「Fusion」が好調なAMDと“再起動完了直前”っぽいインテル古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

出せば売れる状態のFusionマザーだが、その勝因は消費電力対効果とSATA 3.0サポートにあるらしい。この流れにインテルはSATA 3.0対応SSDの投入と、P67/H67マザーの復活で対抗できるか!?

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「DisplayPort対応ディスプレイなんて待ってられねぇ!」――DVIで3画面構築できるカードが続々登場

ASUSTeK「ENGTX580 DCII/2DIS/1536MD5」

 先週はグラフィックスカードの新製品にも話題作が多かった。ASUSTeKから登場したのは、GeForce GTX 580のオーバークロックモデル「ENGTX580 DCII/2DIS/1536MD5」。5万5000円前後で出回っており、在庫は少数だ。

 独自クーラー「DirectCU II」を採用しており、カードが3スロット占有に及ぶ厚みになっている。コアクロックは782MHzで、1536Mバイト積んだDDR5メモリは4008MHzで動作する。クレバリー1号店は「GTX 580カードの人気は相変わらずですが、その中でも目立ったモデルですね。3スロット占有になるので複数枚挿しは厳しいですが、シングルGPUで最強を目指すなら狙い目だと思いますよ」とプッシュしていた。

 また、Radeon系では、「FleX」のロゴがついたグラフィックスカードが好調に売れている。先週はRadeon HD 6870を搭載した「HD6870 FleX」がSapphireから登場した。価格は2万7000円弱だ。「FleX」カードは、DVI入力のディスプレイ3台を使ってAMD Eyefinityを構築できるのが特長。FLEX HD6870 1G GDDR5の場合、従来どおりに、DisplayPortを使えばさらに2画面追加できる。

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 入荷したパソコンショップ・アークは「普通にAMD Eyefinityを構築するには最低でも1台のDisplayPort入力対応ディスプレイか、Eyefinity対応のアダプタを導入する必要があります。FleXなら割安で入手しやすいディスプレイを使って3画面フルのゲーム環境が構築できるので、かなり狙い目といえますね。DisplayPort入力のディスプレイは高価なうえ、ラインアップが少なく、流通量もわずか。環境がそろうまで待っていられないという人はすでにかなり注目していますよ」と語る。

 FleX系のRadeonカードは、ミドルレンジでRadeon HD 5770採用の「HD5770 FleX」が、ローエンド系でRadeon HD 5670搭載の「HD5670 FleX」がすでに出回っており、ともにヒットしている。価格は順に1万7000円前後と1万2000円前後だ。TSUKUMO eX.が特にプッシュするのはHD5670 FleX。「補助電源なしで使えるのが大きいです。3画面でゲームを楽しむにはちょっと性能不足ですけど、普通にブラウジングやメール、オフィスソフトの編集で使うにもEyefinityは便利ですから」とのことだ。

Sapphire「HD6870 FleX」(写真=左)。Sapphire「HD5770 FleX」(写真=中央)。Sapphire「HD5670 FleX」(写真=右)

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