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「SSDの主流は120Gバイト前後へ」――リード毎秒500Mバイト超の高速モデルが登場古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

Windows 7 SP1のDSP版が販売開始となったが、PCパーツショップではそれ以上に毎秒500Mバイトの高速SSDやPCIスロット付きMini-ITXマザーの人気が過熱していた。

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「小型マシンの鉄板構成が組めます」――人気過熱中のMini-ITXマザーに新たなヒット候補

ECS「HDC-I2」

 もう1つ話題を集めていたのは、ECSのFusionマザー「HDC-I2」だ。ファンレス仕様のMini-ITXマザーで、価格は1万2000円弱から1万3000円で出回っている。こちらの在庫は潤沢だ。

 HDC-I2はSATA 2.0ポート2基とDDR3スロット2基を備えるマザーボードで、映像出力はアナログRGBとDVIの2種類を備える。ほかのFusionマザーと比べて、SATA 3.0ポートやHDMI出力を搭載していないというマイナス面もあるが、PCIスロットを備えているのが大きなプラス材料になっているという。

※記事初出時、映像出力の記載に誤りがありました。おわびして訂正いたします。

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 パソコンハウス東映は「“例のカード”を挿して、小型のテレビサーバとして使えますからね。FusionのGPU性能は評判がいいので、編集の必要がないという人には十分な性能があると思います。SATAポートが2基なのが玉にキズですが、光学ドライブ非搭載の構成にする手もありますし」と話していた。

 ちなみに“例のカード”は、アースソフトのデジタル3波対応チューナー「PT2」を指すようだ。PT2はPCI接続の拡張カードで、2009年10月に発売されているが、その後もRev.Bに進化して、定期的に出回っている。各ショップのキャンペーンの目玉に据えられることも多く、現在でも開店前に入荷数以上の行列が作られることもある人気パーツだ。

 某ショップは小さな声で「PT2の後継モデルがとん挫して、PT2 Rev.Bがある程度安定した数量生産されるようになったみたいです。最大4番組録画できるうえ、コピーガードがスルーできるとかできないとかといった話もあって、一部の人には絶対的な支持を集めています。PCパーツで2年以上鉄板の地位にいるのは並大抵じゃないですよ、本当」と話してくれた。

HDC-I2のPOP(写真=左)。HDC-I2の基板。ファンレス仕様になっている(写真=中央)。パソコンハウス東映では、PT2が台数限定ながら通常販売されていた(写真=右)

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