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「Sandy Bridgeの“出し惜しみ”が全部出た」――Z68マザー&Core i7-2600Sが登場!古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

満を持してP67とH67の特徴を併せ持つZ68マザーがデビューしたほか、国内流通はないとされてきた省電力タイプのCore i7-2600SやCore i5-2500Tも買える状況になっている。

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「省エネとハイスペックを両立したい人にオススメです」――Core i7-2600SとCore i5-2500Tが入荷!

省電力なCore i7とCore i5の入荷を知らせるPOP

 Z68マザーの登場で、Sandy BridgeはCore i7-2600KやCore i5-2500Kといったクロック倍率可変タイプの注目度がさらに高まりそうな情勢だが、一方でハイスペックな省電力タイプも話題を呼んでいる。ドスパラ パーツ館は、国内でほとんど出回っていない「Core i7-2600S」と「Core i5-2500T」のバルク品を入荷。ASRockのmini-ITXマザー「H67M-ITX」とセットで売り出した。セット価格は順に3万6980円と2万8980円だ。

 Core i7-2600Sは、2.8GHzで動作するHyper Threading対応のクアッドコアCPUで、TDPは65ワット。2.3GHzで動作するクアッドコアのCore i5-2500TはTDPがさらに低く、45ワットだ。ともに内蔵GPUとして「Intel HD Graphics 2000」を採用している。

 同店は「mini-ITXのなかでも、Sandy Bridge対応モデルはハイスペック志向の人に人気があります。ただ、対応するケースの放熱性の関係で、あまりTDPが高いCPUは積めないのが普通です。その中でCore i7/i5の省電力版が登場したのは大きいですね。特にTDP 45ワットのCore i5-2500Tが売れると思います」と話していた。

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 なお、最近は新品のCPUがバルク品で出回ることは少なくなっている。これについて某ショップは「代理店の管理が厳しくなっていますからね。ワークステーション向けやノート向けなどのニッチなモデル以外、扱いにくいのは確かです。代理店を通さずに独自のルートで並行輸入で仕入れるのもリスクが大きいですし、徐々に見なくなっていったのは必然の流れだったと思いますよ」と話していた。

インテル「Core i7-2600S」(写真=左)。インテル「Core i5-2500T」(写真=右)

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