Thunderboltを内蔵した「Apple Thunderbolt Display」:これで最新インタフェースが無駄にならない
Thunderbolt対応のMacBook AirとMac miniの発表に合わせて、その最新インタフェースを内蔵した27型ワイドの液晶ディスプレイも登場した。
Thunderboltの採用で必要なケーブルは1本だけ
アップルは、7月20日に液晶ディスプレイの新モデル「Apple Thunderbolt Display」を発表した。出荷開始は7月20日でApple Storeでの価格は8万4800円。
ディスプレイのサイズは27型ワイドで、解像度は2560×1440ドット。IPSパネルを採用する。視野角は、水平方向と垂直方向ともに178度を確保する。輝度は375カンデラ/平方メートルで、コントラスト比は1000:1、応答速度は12ms。最大表示色数は約1670万色と、ディスプレイの仕様は、従来の「LED Cinema Display」とほぼ共通する。
本体搭載のインタフェースとして、3基のUSB 2.0、FireWire 800、ギガビット対応有線LANのほか、Thunderboltを採用し、Thunderbolt対応デバイスをデイジーチェーンで最大5台まで追加して利用できる。また、Thunderbolt採用のMacと接続することで、双方向ともに最大転送速度10Gbpsの2つのチャネルでPCI Expressバスに直結、DisplayPortによる映像出力信号のほかに、HDサウンド、ギガビットイーサネット、FireWire 800、USB 2.0といった複数の信号を1本のケーブルを接続するだけで使える。
ボディはアルミニウムとガラスで構成される。ビデオ会議用のWebカメラとして「FaceTime HDカメラ」を内蔵するほか、2.1スピーカーシステム(出力49ワット)を搭載し、MacBook ProやMacBook Airを充電できるMagSafe(出力85ワット)電源アダプタも備える。サイズは650(幅)×207(奥行き)×491(高さ)ミリ、重さは約10.8キロ。オプションのVESAマウントアダプタキットに対応する。
8万4800円から購入可能になったスリムノート。
Lion搭載。価格は5万2800円~。
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