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「確かに人は多いですが……他人事ですかね」――2011年お盆のアキバ古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

お盆シーズンでも平常運転のPCパーツショップが多かった。新製品が数多く入荷し、ショップの混み具合は夏休み期間のピークをやや下回る程度。ある店員さんは「お盆もコミケも自作PCにとっては他人事ですよ」と話していた。

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「本気用」のUSB 3.0カードと水冷キットのヒット候補が登場!

HighPoint「RocketU 1144A」

 マシンの機能性や冷却性などを高めるプラスワンのアイテムにも、新顔が加わっている。インタフェースカードで目立っていたのは、HighPointのUSB 3.0カード「RocketU 1144A」だ。PCI Express x4接続のカードで、4基のUSB 3.0ポートを備える。価格は1万円弱。

 パソコンハウス東映は「ASMediaのUSB 3.0コントローラーを、ポートごとに1基用意したこだわりの品です。カードの帯域も最大2Gバイト/秒あるので、4ポートを同時に使っても、USB 3.0本来の500Mバイト/秒の速度が期待できます。USB 3.0対応といっても、構造上速度が250Mバイト/秒以下で頭打ちになるものも多いですから、本格的にUSB 3.0のパフォーマンスを使いたい人には最適だと思います」と話していた。

 冷却パーツの注目株は、サーマルティクの「Bigwater A80」だ。出荷時に冷却液やポンプを組み込んだ、メンテナンスフリーのキットで、価格は7000円弱となる。12センチファンを搭載したポンプ兼ラジエーターにCPUブロックを1つつないだ構成で、対応CPUソケットはLGA 2011/1366/1156/1155/775と、Socket FM1/AM3/AM2。なお、「LGA2011」は秋ごろの登場がウワサされている、インテルの次世代CPU「SandyBridge-E」向けのソケットとなる。

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 メンテナンスフリーの水冷キットでは、コルセアのH80/H70/H60/H50の各ラインアップが人気を集めているが、Bigwater A80はその一角に加わると期待する声が多かった。ソフマップ秋葉原本館は「コルセアのH80は1万3000円前後しますが、Bigwater A80はその半額近くで、6000円前後のH50と同じくらい。初回からかなり価格をがんばった印象です。性能もサーマルティクだけに悪くないですし、ブランド力も手伝って安定した人気が得られると思いますよ」と語る。

サーマルティク「Bigwater A80」(写真=左/中央)。メンテナンスフリーの高冷却モデルで定番となっている、コルセアの「H80」(写真=右)

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