「昔ながらの小型好きなら、迷わずnano-ITXっす」――nano-ITXサイズのFusionマザーが登場!:古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)
流行の移り変わりが激しいmini-ITXだが、半年前から好調に売れていたFusionマザーすらすでに人気は落ち着いているらしい。これからの小型PCに求められるのは、省エネ? 価格? 性能? あるいはさらなる省スペース性?
「ドキドキしています」――ASUSTeK「MARS II」がデビュー
前回近日入荷アイテムとして紹介した、ASUSTeKのグラフィックスカード「MARS II」が、先週複数のショップに入荷していた。価格は15万5000円弱。世界で1000枚の限定生産モデルだけに、アキバ全体でも在庫は少なく、すでに品薄傾向となっている。
MARS IIは、2基のGeForce GTX 580を使って1枚の基板でSLIを構築している、ASUSTeK独自設計のグラフィックスカードだ。標準仕様でデュアルコア構成のGPUには、現行最上位のGTX 590があるが、1チップ単位で比較するとGTX 580のほうが性能が高い。このため、MARS IIは500シリーズのGeForceで事実上最強のグラフィックスカードとして注目を集めている。2つのGTX 580を活用すべく、拡張スロット3段分のぶ厚いクーラーを採用しており、補助電力は8ピン×3基というPCI Expressの規格を超えた仕様となっている。メモリはGDDR5を3Gバイト搭載している。
フェイス秋葉原本店は「もはや毎年恒例といえる、ASUSTeKのモンスターカードですね。内部でSLIを構築しているので、別に2枚のGTX 580カードを挿して対抗することもできますが、やはり、1枚で史上最強というところにロマンを感じます。まあ、ASUSTeKも量産して利益を得ようとは思っていない、いわば腕試しの側面が強いモデルといえます。その技術を粋に感じる人に買ってもらえたらうれしいです」と話していた。
一方で、戦々恐々としたコメントも耳にした。某ショップは「話題性が高いから入荷せざるを得ませんが、売れ残ったら赤字がものすごいじゃないですか。かといって売れても、ウチに大きなメリットもないですし。こういう超高価な限定パーツは、本当にハイリスクローリターンなので、入荷のたびに胃がぎゅっとします。1人のユーザーとして見ると確かにドキドキする仕様ではあるんですけど、売り手としてみると、別の意味でドキドキしてしまうんですよ・・・…」と、ドキドキしながら話してくれた。
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