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Microsoft、ARM版「Windows 8」の詳細を説明:コンシューマープレビューは2月29日
Microsoftのスティーブン・シノフスキー社長が、「Windows on ARM(WOA)」にはOffice 15が搭載されることや「Windows 8」のコンシューマープレビューが2月末にリリースされることなどを発表した。
米MicrosoftのWindowsおよびWindows Live部門の社長、スティーブン・シノフスキー氏は2月9日(現地時間)、公式ブログで「Windows 8」のARM版についての詳細を説明した。このブログで同氏は、Windows 8のコンシューマープレビュー版を2月29日に公開することにも触れた。コンシューマープレビュー版は多国語に対応し、誰でもダウンロードできる見込みだ。
Windows 8は、NVIDIA、QUALCOMM、Texas Instruments(TI)との提携により、これらパートナーが提供するARMベースのシステムで動作する。ARMは多くのタブレット端末に採用されていることから、Windows 8搭載タブレットの出荷が期待される。
ブログは9000ワード以上の詳細なもので、すべてを紹介することはできないが、幾つかのポイントをピックアップする。なお、正式名称かどうかは不明だが、シノフスキー氏はARM版Windows 8を「Windows on ARM(WOA)」と呼んでいる。
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- WOA搭載端末は、x86/64搭載端末と同時に出荷される
- すべてのWOA端末に「Office 15(コードネーム)」が搭載される
- 「Internet Explorer 10」を搭載し、HTML5の実行にハードウェアアクセラレーション機能を利用する
- 従来のx86/64向けWindowsアプリは稼働しない
- Windows StoreのMetroスタイルのアプリは稼働する
- スリープオプションではなく「Connected Standby」機能により、電源が切れない
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