Microsoft、ARM版「Windows 8」の詳細を説明コンシューマープレビューは2月29日

» 2012年02月10日 07時55分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 woa

 米MicrosoftのWindowsおよびWindows Live部門の社長、スティーブン・シノフスキー氏は2月9日(現地時間)、公式ブログで「Windows 8」のARM版についての詳細を説明した。このブログで同氏は、Windows 8のコンシューマープレビュー版を2月29日に公開することにも触れた。コンシューマープレビュー版は多国語に対応し、誰でもダウンロードできる見込みだ。

 Windows 8は、NVIDIA、QUALCOMM、Texas Instruments(TI)との提携により、これらパートナーが提供するARMベースのシステムで動作する。ARMは多くのタブレット端末に採用されていることから、Windows 8搭載タブレットの出荷が期待される。

 ブログは9000ワード以上の詳細なもので、すべてを紹介することはできないが、幾つかのポイントをピックアップする。なお、正式名称かどうかは不明だが、シノフスキー氏はARM版Windows 8を「Windows on ARM(WOA)」と呼んでいる。

  • WOA搭載端末は、x86/64搭載端末と同時に出荷される
  • すべてのWOA端末に「Office 15(コードネーム)」が搭載される
  • 「Internet Explorer 10」を搭載し、HTML5の実行にハードウェアアクセラレーション機能を利用する
  • 従来のx86/64向けWindowsアプリは稼働しない
  • Windows StoreのMetroスタイルのアプリは稼働する
  • スリープオプションではなく「Connected Standby」機能により、電源が切れない
 woa store Windows StoreではMetroスタイルのアプリが稼働する

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