巨大スティックが生み出す謎の“脳汁感” XPPen「Pilot Pro 編集コンソール」のお絵描き実用度をチェック:ある日のペン・ボード・ガジェット(1/4 ページ)

» 2026年08月07日 11時00分 公開
[refeia,ITmedia]
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 こんにちは! refeiaです。

 今日はXPPenが5月に発売した左手デバイス「Pilot Pro 編集コンソール」を見ていきましょう。Pilot Proは名前から分かる通り、動画クリエイターをターゲットの中心に据えたデバイスです。

XPPenの左手デバイス「Pilot Pro 編集コンソール」 XPPenの左手デバイス「Pilot Pro 編集コンソール」です。公式ストアで2万9980円で販売しています

 動画が中心とはいえ、我々のイラスト分野にも、あるときはストラテジーゲーム用コントローラーである日本マイクロソフトの「サイドワインダー ストラテジック コマンダー」を駆使して美麗な絵を描く一派が現れたり、またあるときはContour Designの「Shuttle PRO」シリーズがトップクリエイターの愛用品だったりと、制作の品質や効率のために、分野の外にも貪欲に目を向けてきた歴史があります。

 また本製品は、公式に「DaVinci Resolve」「Premiere Pro」「Lightroom」と並んで「Photoshop」も挙げられているので、静止画の制作にも親和性は高いはずです。

マウスやキーボード入力ができる マウスやキーボード入力ができる、あらゆる場面に使えます

 といったところで、自分はDaVinci ResolveとLightroomは多少使えるとはいえ、動画制作や写真撮影が専門ではないので、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTでイラスト制作に使ったらどうか、という視点で本機をチェックしていきます。それではよろしくお願いします!

外観と機能をチェック

 まずは大まかな仕様をチェックしていきましょう。本機は大きなスティックが特徴で、左手デバイスとして見ると珍しいスタイルだと思います。

他のXPPen製品とはモチーフが異なる 他のXPPen製品とはモチーフが異なりますが、美しいデザインです

 主にユーザーが機能を割り当てて使うのは、以下の4系統の入力です

  • 4方向のスティック(8方向にも設定可能)
  • 12個のボタン
  • 2個のダイヤル(クリック感は振動で再現)
  • 1個の慣性ダイヤル
ドライバアプリは視覚的に分かりやすく ドライバアプリは視覚的に分かりやすく、本体を操作すれば該当のUIに飛んでくれるので、設定を追いやすいです

 スティック上部のボタンを押すと設定を一覧できるHUDの表示でき、その上部ボタンの周囲をダブルタップするとマッピングを切り替えられます。

もちろん、今使っているアプリに応じてプリセットを自動で切り替える機能もあります もちろん、今使っているアプリに応じてプリセットを自動で切り替える機能もあります

 スイッチ類は触ってすぐ、品質が高いのが分かります。手元の「TourBox Elite Plus」はカチカチとマイクロスイッチの音がする上質なスイッチですが、本機はスティックもボタンも、「しっとり静音」な上質感があります。

操作中の最も大きい音 操作中の最も大きい音は、スティックを倒してボディーに当たった時です。スティックを倒し切らずに入力することもでき、反応する角度も調節できます

 1人で作業する環境ならば、カチカチ音はテンションが上がるかもしれないですが、職場や学校、家庭などで自分以外がいる環境では、静かな方が便利そうです。

 また、本機はWindowsとMacはサポートしますが、iPadやAndroidには対応していません。

専用のケースも付属

 そこそこの大きさと重さのボディーで、スティックの大きな出っ張りもあるため、裸で運搬するのは安心できません。本機はセミハードケースが付属しており、スティックやボタンがしっかり守られるようになっています。

ケーブルやUSBドングルもメッシュの下に収納 ケーブルやUSBドングルもメッシュの下に収納できます

 TourBoxシリーズのキャリーケースは、別売かつ、専用の割には本体から飛び出ているダイヤルを特別守るような格好ではなかったので、これくらいやってくれると安心感がありますね。

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