こんにちは! refeiaです。
今回は、いわゆる左手デバイス「TourBox Elite」を見ていきます。比較的最近現れたデバイスですが、プロモーションが盛んなので、イラストに興味がある人ならその独特な形をどこかで見て覚えている人も多いでしょう。
本製品をレビューするにあたっての問題は、自分が10年以上の「キーボード派」なことです。自分からやると言ったくせに不安から入る試用になったのを告白しておきますが、キーボード+αで長い間イラスト制作を改善してきたからこそ、最も一般的なデバイスであるキーボードよりも使う価値があるのなら、ハッキリ見定められる部分もあるでしょう。
それではよろしくお願いします(ネタバレですが、TourBoxを使うと良いとは簡単には言えない、という結論になります)。
イラスト用の左手デバイスといっても、さまざまです。Bluetoothキーボードのフリができるゲームコントローラーもあれば、ダイヤル付きながら液タブの付属品になるような、リーズナブルなデバイスもあります。
それらは概ね数千円で、1万円以上のものは高級品の部類になると思います。ならば本製品はどうかというと、3万9960円(税込み、以下同様)とかなり高価です。ジャンルが違う? というぐらいの差があります。
そして、主な訴求点は以下の通りです。
TourBoxの初代は2020年に発売され、1万9600円でした。基本的な動作や形状そこで決まり、2021年に「TourBox NEO」、2022年にTourBox Eliteとアップグレードされ、機能や仕様も向上しましたが、最近の円安も重なってEliteは4万円近くになってしまいました。
現在はNEOとEliteが併売されていてNEOは2万4980円で、機能上の大きな差はBlueoothが無いことです。
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