CPUコア「Oryon」は、12基から10基に削減されている。動作クロックは最大3.4GHzで、2コアを厳選してクロックをより引き上げる「デュアルコアブースト」には対応しない(※1)。Qualcommによると、IntelのCore Ultra 7 155Hプロセッサと比較した場合、Snapdragon X Plusは「CPUパフォーマンスが最大37%高速でありながらも、消費電力が54%低い」という。メモリはLPDDR5X-8448規格に対応する(最大64GB)。
(※1)Snapdragon X Eliteも、最下位モデル(X1E-78-100)はデュアルコアブースト非対応
GPUコア「Adreno」はSnapdragon X Eliteの中位モデル(X1E-80-100)や最下位モデルと同一仕様で、ピーク時の処理性能は3.8TFLOPSとなる。推論処理に特化したNPUコア「Hexagon」はSnapdragon X Eliteの全モデルと同一仕様で、ピーク時の処理性能は45TOPSだ。
Snapdragon Xシリーズのラインアップ。現状Snapdragon X Eliteは3モデル、Snapdragon X Plusは1モデル構成となっている
その他の主な仕様は以下の通りとなる。
対応ストレージ:SD Version 3.0/PCI Express 4.0(NVMe)/UFS 4.0