ミニPCでおなじみのMinisforumから、Intel Core i9-12900HKを搭載しながら8万円弱で購入できる「Minisforum NAB9」が登場した。このモデルは既に発売しているNABシリーズの最上位で、下位にはi7-12700Hを搭載したNAB7や、Core i7-12650HのNAB6がある。
さらにNAB9には、NAB7やNAB6にはない16GB RAM+512GB SSDモデルが用意されているのも注目だ。より安価にWindows 11 HomeがプリインストールされたミニPCを手に入れられるので、消費者にとっては選択肢が増えるのはありがたい。
気になるパフォーマンスのチェックに移る前に、NAB9の変わった特徴を1点紹介したい。それは、工具無し、ワンタッチでSSDやメモリを換装できる点だ。
NAB9は天板のフロント側の左右を軽く押し込むとカチッという音が鳴り、天板を取り外せる。
天板を外せば、この通りSSDとメモリにアクセスできるので、簡単に後からスペックのアップグレードができるのは大変うれしい機能だ。さらに、天板には7mm厚の2.5インチSATAドライブを接続できるため、コンパクトに設置できるだけでなく、メインPCとしても十分利用できる拡張性を備えている。
メインPCとしての利用はもちろんのこと、Proxmox VEのような仮想環境をインストールして小型の高パフォーマンスサーバとしても利用できそうなので、自宅でサーバを運用している人に取っても良い選択になるのではないだろうか。
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