軽さ1.1kg×自動ごみ収集対応で5万円台のペン型掃除機「Dreame S1 Station」を試す 見えた長所と短所(1/5 ページ)

» 2026年08月06日 15時00分 公開
[山口恵祐,ITmedia]

 Dreame Technology Japan(Dreame)が7月16日に発売した「Dreame S1」シリーズは、ブランド初の「PenStyle」(ペンスタイル)デザインを採用したスティック掃除機だ。約1.1kgという軽さ、360度自在に動かせる双方向回転ブラシ搭載のヘッド、自動ごみ収集ステーションなどにより、取り回しの良さを確保しつつ、ごみ捨ての手間も最小限に抑えている。

 Dreameは掃除機や美容家電などを手掛けており、日本市場でも取り扱い製品も順調に増やしている。そんな同社が放つ最新掃除機の実力はいかほどのものか。ロボット掃除機とコードレス掃除機をハイブリッドで活用している筆者が、実機を試してみた。

photo 自動ごみ収集ステーションが使えるペンスタイルのスティック掃除機「Dreame S1 Station」を試す

家の掃除の常識が変わりつつあるからこそ、ペン型掃除機が欲しくなる

 まず、昨今の掃除機に求められる役割の変化について触れておきたい。家庭における掃除の常識は変わりつつあり、かつてのように1台の大きなキャニスター掃除機や重厚なスティック型掃除機を使い、人間が家中の床をくまなく歩き回って掃除する必要性は薄れている。

 例えば、床の大部分の掃除はロボット掃除機に委ね、人間は階段や高所、家具の隙間、車内といった、ロボットが物理的に到達できない局所的な部分を担うという役割分担が進んでいるからだ。

 こうした背景から、人間が手に持って使うコードレス掃除機に求められる能力や機能も変化している。広大な面積を一度に清掃するための絶対的な吸引力や長い連続稼働時間よりも、「いかに軽快に取り出せるか」「取り回しが良いか」、そして「メンテナンスの心理的ハードルが低いか」といった要素が重要視されてくる。

 こうした現代のニーズに対する1つの答えが、ペンスタイルの掃除機というわけだ。そしてこのジャンルの掃除機を語る上で避けて通れないのが、ダイソンが2025年5月に発売した「Dyson PencilVac」(ダイソン ペンシルバック)の存在だ。直径約38mmというスリムな筒状のフォームファクターが、市場に大きなインパクトを与えたことは記憶に新しい。

 今回取り上げるDreame S1シリーズも、その影響を少なからず受けているはずだ。では、後発の製品としてどのような強みや付加価値が備わっているのだろうか。

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