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「初回ロットじゃないと」 初期“ロクハチ”に注がれるコアな視線古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

GeForce GTX 680カードの人気が相変わらず過熱しているが、一部のコアユーザーは初回ロットを入手すべく複数のショップを回っているらしい。しばらくすれば潤沢化しそうなのに、なんで?

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「もう争奪戦状態ですね」 ASUSTeKのGTX 680カード人気が過熱!

ソフマップ リユース総合館に並んでいたGeForce GTX 680カード

 3月22日に販売解禁となったGeForce GTX 680搭載グラフィックスカードは、複数のショップで「入ったら即売れ」(パソコンショップ・アーク)といった状況が続いている。ソフマップ リユース総合館が「消費電力が控えめながら、次世代からの性能アップは大きいです。価格も6万円以下と手を出しやすいですし、1年半ぶりに登場したNVIDIAのハイエンドモデルということで、潜在ニーズはかなりあると思いますね」と語るとおり、初回だけの勢いにとどまらない安定したヒットを期待する声が多い。

 一方で、あくまで初回ロットにこだわるコアなユーザーもいるようだ。PC DIY SHOP FreeTは「メーカーは仕入れたGPUを選定して、クロックの上げ幅が高いもので高付加価値なオーバークロック(OC)版を製造します。しかし、初回ロットはまだランク分けが済んでいないので、本来はOC版に回されるようなGPUが普通に混ざった状態で出荷されているんですよ。つまり、安定供給されるであろう次回ロットでは出会えないような、OC耐性の高い個体が入手できる可能性があるわけです」と解説する。

 特に生産量が多いメジャーメーカーの初回ロットは優秀な個体にあたる可能性が高いというウワサもあり、先週末に登場したASUSTeKの「GTX680-2GD5」も多くのユーザーの注目を集めた様子だ。価格は6万円弱で、すでに品薄となっていた。

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 同店は「もともとASUSTeK製品を狙っていた人もいますし、“初回のロクハチ”という条件からしても、GTX680-2GD5がラストチャンスとなります。一見、ただのリファレンスデザインのロクハチですけど、分かる人には相当旨味のあるカードなんです。もう、争奪戦状態ですよ」と話していた。

ASUSTeK「GTX680-2GD5」。標準デザインの基板となっている。補助電源も標準の6ピン×2基だが、追加できる余地がある。PC DIY SHOP FreeTは「OC版向けの高電圧仕様を想定している気がしますね」という
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