レビュー

13.3型フルHDで11.9ミリ厚の極薄Ultrabook「Aspire S7-391」を試すCore i7+SSD RAIDのハイスペック仕様(4/4 ページ)

メーカー各社が特徴的な形状やギミックを備えたUltrabookを出すなか、日本エイサーは薄さやスペックで勝負するタッチ対応Ultrabook「Aspire S7」シリーズを投入した。デザインや使い勝手にも注力し、Ultrabookの王道とも言える製品に仕上がっている。

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Aspire S7はタッチ対応Ultrabookの王道か?

 Aspire S7-391の想定実売価格は14万円前後。昨今、海外メーカーを中心に、安価なUltrabookも多数登場していることを考えれば、Ultrabookの中でも価格は高い方に位置づけられる。

 しかし、フルHD対応ディスプレイ、第3世代Core i7、RAID 0構成のSSDといった仕様を考えれば納得できる範ちゅうだ。そして何よりも薄さにこだわったボディは、持ちやすさ、バッグへの入れやすさといった使い勝手の面でさまざまなメリットがあり、ユーザーの所有欲も満たしてくれるだろう。

Aspire S7-391には専用のスリーブケースが付属する。ケースの重量は288グラムで、本体と合わせると1569グラム。それでも薄いため持ち運びやすい

 また、発売時期は未定(2012年内に発売予定としている)だが、11.6型モデルの「Aspire S7-191」もある。Aspire S7-391よりもボディが一回り小さく、インタフェース、スペックはほぼ共通する。想定実売価格は13万円前後と、Aspire S7-391よりも1万円ほど安い。重量も約1.04キロ(カタログ値)とさらに軽くなるので、薄さだけではなく、軽さを求めるならば、こちらのモデルもアリだ。

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11.6型モデルの「Aspire S7-191」は(写真=左)、Aspire S7-391と比較すると、ボディが一回り小さい(写真=右)ほか、デザインやキーボードのレイアウト、インタフェースの配置などが異なる
天面はアルミ合金で(写真=左、中央)、キーの配置もAspire S7-391と異なる。これは試作機の英語キーボードではあるが、Enterキーの上側が他のキーとほぼ接している(写真=右)
インタフェースの配置も異なる。左側面にUSB 3.0、右側面にUSB 3.0とMicro SDカードスロットとなる。Micro HDMIポートは背面に備える

 昨今はWindows 8に合わせたコンバーチブル型のUltrabookも多数出ているが、Aspire S7-391はクラムシェル型の形を保ったままタッチに対応した、多くのユーザーがなじみやすいスタンダードなデザインの製品だ。Windows 8のUIをタッチで楽しめる薄型軽量モバイルノートPCが欲しい、と考えるならば真っ先にチェックしておくべきモデルだろう。

Aspire S7シリーズは、クラムシェル型の形を保ったままタッチに対応した“正統派”のUltrabookと言える
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