これが新世代の15.6型か、本当に持ち運べる“超薄型軽量”を実現──写真で見る「LaVie X」:もしかしてMBPと似てる?……(3/3 ページ)
LaVie Zに続く“スペシャル”極薄/軽量モデルがNECからもう1シリーズ登場! ボディサイズはなんと15.6型。ただし、よくあるベーシックなオールインワンA4ノートではない。大画面、高解像度、厚さ12.8ミリ/1.59キロの極薄軽量ボディ、7時間のバッテリー動作を実現する「LaVie X」ファーストインプレッションをお届けする。
なんとなくMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルと並べてみた
あくまで15型クラスでアルミボディ+キートップがブラックのハイスペックノート──つながりで、アップル「MacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデル」と並べてみた。
ボディのシルバー基調、ディスプレイ面のブラックベゼル、キートップがブラックであること、ディスプレイが高解像度である点など、似通う部分もあるのだが、互いを並べると受ける印象は大きく違う。角や天面がやや丸みを帯びているMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルに対し、LaVie Xはより直線的・平面的なデザインとなっている。
このほか、アルミニウムボディならではのシルバーもその色合いはかなり違う。LaVie Xはアルマイト処理によりごくわずかにブルー色が加えてあり、MacBook Pro比でやや濃いめの仕上がりとなっている。もちろんサラサラ表面のMacBook Proに対し、LaVie Xはヘアライン加工入りとした表面という違いもある。
厚さ(薄さ)と重量(軽さ)についてはLaVie Xが優れている。本体サイズはLaVie Xが375(幅)×255(奥行き)×12.8(厚さ)ミリ、重量は約1.59キロ。対してMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルは358.9(幅)×247.1(奥行き)×18(厚さ)ミリ、重量は約2.02キロとなる。フットプリントはほとんど同じだが、やはり厚さと重量の値に差はある。ともあれ、MacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルは2560×1600ドットのRetinaディスプレイやその他特長などを含めて「だからどうした」と言う人も多いであろうことなので、この部分は比べること自体アレではあると言える。
キーボードもテンキーの有無とする違いのほか、前述したパームレストのサイズ、タッチパッドのサイズと動きのなめらかさ、およびキーボードの位置も同じ15インチサイズながらかなり違う。LaVie Xのキーボード上部(奥側)にメインボードがあり、薄さ維持のためキーボードユニットなど他の部品と重ならないよう配置してある。キーボード左右のスピーカー穴も想像では似ているようで、実物は処理がかなり異なっていた。LaVie Xのスピーカー穴はやや大柄でおおざっぱであり、この部分の洗練さにおいてはMacBook Proにかなわない部分がある。
最後にヒンジの構造もかなり違う。LaVie Xは一般的なヒンジ構造ながらごく小型の仕様のものを採用し、180度までパタンとディスプレイが開くようになっている。ここは好印象である。最近は薄型化追求のため逆ヒンジ構造などを採用するモデルが増えているが、ディスプレイの開度は総じて浅めになる傾向がある。その中で、開発陣によると極薄ボディながら180度まで開く点はこだわりを込めたという。こちら、どこかで聞いた某ThinkPadシリーズに通じる概念であり、こういった点も中Lenovoグループとの連携によるシナジー効果が表れているとよい意味でとらえたい。
ひとりごと
XYZといえば……某探偵漫画の依頼暗号だったりする。LaVie XYZ 3兄弟はもちろん劇中の「もうあとがない(のでヤバイです。助けてください)」という意味ではなく、「これ以上ないほど最高」という意味ととらえるものなのだろう。
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