「G1-Killer」の“次世代マザー”を先行公開:いい音色だろう?(2/2 ページ)
台湾GIGABYTEがマザーボードの次期製品として「G1. Sniper 5」などを公開。オペアンプを換装して自分好みの音質にできるユニークな仕様だ。あ、大人の事情でチップセットは内緒だよ。
写真で見る「G1. Sniper 5」と「G1. Sniper 5M」
このG1.Sniper 5シリーズの新機能発表に伴い、日本ギガバイトは近く市場投入される次世代製品の一部も公開した。また、同社は次世代G1.Killerシリーズの特徴についても公開したため、ここでは写真を中心に、その特徴を紹介していこう。
まず、今回公開されたG1.Sniper 5だが、304(幅)×264(奥行き)ミリのExtended-ATXフォームファクターに7本のPCI Expressスロットを備え、うち4本をx16のグラフィックスカードを搭載できるようにしている。また、オンボードにはPLX TechnologyのPCI Express 3.0対応48レーンブリッジチップ「PEX8747」が実装されており、基板上のシルクプリントを見る限り、4本のx16スロットは、CPUに近い側からx16、x8、x16、x8接続できるようだ。
CPU回りでは、新たに採用された黒いコンデンサが目立つ。このコンデンサについてBrix氏は「従来の2倍の耐久性を持ち、よりアグレッシブなオーバークロックにも耐えられる」とアピールする。この新しいコンデンサを採用するCPU電源回りは、16フェーズ構成で、その冷却機構には水冷とファンを併せ持つ大型のヒートシンクが搭載されている。
ネットワーク機能は、従来のG1.Sniper 3同様、Intel NICとKiller E2200の組み合わせ。また、サウンド機能にも従来通りCreativeのSound Core3Dを採用する。Serial ATAポートはすべてSATA 3.0対応で、合計10ポートでうち6ポートがチップセットに、4ポートがMarvellの88SE9230に接続されている。さらに、フロントUSBやバックパネルI/Oには、iPadに加え大容量バッテリーを搭載したタブレットなどの充電にも対応する「ON-OFFチャージ2」対応ポートを備える。
このほか、基板上にはパワーボタンやリセットボタン、各種電圧を計測できるように設けられた端子を搭載するのは、同社のハイエンドマザーと同様だ。同社製品でおなじみのデュアルBIOSは、オンボードで起動するBIOSを設定できるようにし、液体窒素を使ったオーバークロックを行なって起動に失敗しても、デフォルト設定に上書きされないようにすることもできるという。
一方、microATXモデルのG1.Sniper M5は、従来製品同様、CPUやチップセットの機能を素直に実装したタイプで、拡張スロットはPCI Express x16×3とx1×1の構成を採る。このうちx16スロットはCPUに近い側から、x16またはx8、x4、x8となっている。SATA 3.0ポートは6ポートですべてチップセットに接続。ネットワーク機能は、従来のIntel NICからKiller E2200に変更されている。CPU電源回りは8フェーズ構成で、パッシブのヒートシンクを搭載。上位モデル同様、オンボードでパワーボタンやリセットボタン、各種電圧計測用端子を備える。
さらに、次世代マザーボードのOCモデルとなる「GA-Z87X-OC」も公開された。同製品はオーバークロックに特化したマザーボードで、CPU用電源に12ボルト8ピンに加え4ピン端子を備えるほか、SATAポートの横にUSB 3.0端子を備えるなど、個性的な設計が施されている。さらに同社は、GIGABYTE版NUCとも言える「BRIX」も公開。その詳細は明らかにされなかったが、Intel版NUCよりも“パワフルな製品”になるとアピールしていた。
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