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“母さんが夜なべマザー”と評判です――防水コーティングのOCマザー「Z87 OC Formula」が登場古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

液体窒素などの液漏れによるトラブルを回避すべく、防水コーティングしたOC向けマザー「Z87 OC Formula」がデビュー。これで初回のHaswellマザーのインパクトモデルは出そろった!?

「売れ筋はIvy世代とFM2かも」――mini-ITXマザーのトレンド

 mini-ITXサイズのHaswellマザーも複数登場している。MSIのH87モデル「H87I」と、同じくH87を搭載するZOTACの「H87ITX-A-E」で、価格は順に1万4000円弱から1万6000円、1万2000円弱から1万4000円だ。ともにIEEE802.11b/g/nとBluetooth 4.0に対応し、DisplayPortとHDMI、DVI出力を備えている。

 Haswell世代のmini-ITXマザーもラインアップが充実してきたが、まだ旧世代のIvy Bridgeタイプのほうが勢いがあると語るショップも少なくない。パソコンハウス東映は「HaswellはまだCore i7とi5しか出ていないのと、対応マザーの価格がこなれていないこともあり、環境がそろって底値近くになっているIvy Bridge世代のほうがよく売れます」と語る。入荷したH87ITX-A-Eも、初期設定の1万5000円前後の設定では売れないと判断し、代理店と交渉したうえで1万1980円に変更したという。

MSI「H87I」(写真=左)。ZOTAC「H87ITX-A-E」(写真=右)

 これを裏付けるように、Ivy Bridge世代のCeleron 1037Uをオンボードで搭載するGiadaのmini-ITXマザー「N70E-DR V2」は、同時期に登場して好調に売れていると評判だ。5月に登場した「N70E-DR」の強化モデルで、CPUをグレードアップしたほか、HDMI出力端子とmSATA端子を加えている。価格は1万9000円弱だ。「SATAポートを6基(※うち3.0は2基/2.0のうち1基はmSATAと排他)備えていて、USB 3.0も使えるということで、いろいろと使い勝手がいい仕様なんですよね。そのうえでHDMIとmSATAが使えるようになって、幅が広がっているのが魅力です」(パソコンハウス東映)と話す。

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 また、AMDのAPUに対応するSoket FM2タイプのmini-ITXマザーも好調だ。先週はギガバイトからA85X搭載の「GA-F2A85XN-WIFI」が登場。IEEE 802.11a/b/g/nとBluetooth 4.0が利用可能で、デュアルリンクDVIと2基のHDMI出力を備える。価格は1万500円弱だ。TSUKUMO eX.は「A85X搭載のmini-ITXマザーはまだ少ないので、AMD系でハイエンドな小型マシンを組みたいという人にはうってつけのモデルだと思います」と話していた。

Giada「N70E-DR V2」。ギガビットイーサ端子も2基備えている(写真=左/中央)。ギガバイト「GA-F2A85XN-WIFI」(写真=右)

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