レビュー
「Venue 8 Pro」――“3万9980円”の8型Windows 8.1タブレットは買いか?:最新タブレット速攻レビュー(4/4 ページ)
4モデルが国内販売されているBay Trail-T+Windows 8.1搭載の8型タブレットにおいて、最も安価なのがデルの「Venue 8 Pro」だ。その実力はお値段以上なのか、じっくりチェックした。
まとめ:高コスパ&豊富なオプションで幅広いユーザーを満足させる1台
このようにVenue 8 Proは、本体のみでは競合機種より安価でシンプルな構成を提供し、豊富な純正オプションが加われば競合機種より活躍の場を広げられる。つまり、一見相反する2つの長所を備えた8型Windows 8.1タブレットといえる。
これにより、Office 2013付きで4万円を切る最安値のWindows 8.1タブレットが欲しいという一般ユーザー層から、3G通信や筆圧ペン、キーボードと組み合わせて、小型タブレットで作業効率アップを図りたいというビジネスユーザー層まで、しっかりカバーできる製品に仕上がっている。
現在国内で販売されている8型Windows 8.1タブレット4機種の中では唯一、性能が部分的に落ちるAtom Z3740Dを採用しているが、今回試した限りでは気になるほどの差はなく、Windows 8.1の基本的な操作をサクサクとこなせた。クラス最薄・最軽量ではないものの、薄さと軽さに不満はなく、十分なバッテリー駆動時間も確保しており、コストパフォーマンスは非常に高い。
advertisement
Bay Trail-TとWindows 8.1で進化した小型Windowsタブレットの新しい世界を、(身体的にも金銭的にも)楽に体感できる1台として、幅広いユーザーにおすすめできる。
スペック詳細:Venue 8 Pro
Venue 8 Proの主な仕様 | |
---|---|
製品名 | Venue 8 Pro |
メーカー | デル |
OS | 32ビット版Windows 8.1 |
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 130×216×8.9ミリ |
重量(実測値) | 約395グラム(397グラム) |
画面サイズ(液晶方式) | 8型ワイド |
アスペクト比 | 16:10 |
タッチパネル | 静電容量式(10点マルチタッチ) |
デジタイザ | 筆圧対応スタイラス(+2980円) |
ディスプレイ解像度 | 1280×800ドット(約188ppi) |
CPU(コア数/スレッド数) | Atom Z3740D(4/4) |
動作周波数 | 1.33GHz/最大1.86GHz |
チップセット | CPU内蔵 |
vPro | - |
GPU | CPU統合(HD Graphics) |
メモリ | 2Gバイト(DDR3L-RS 1600MHz/最大2Gバイト) |
メモリスロット(空きスロット数) | オンボード |
ストレージ(評価機実装) | 64Gバイト(Samsung「MCG8GC」) |
ストレージフォームファクタ | オンボード |
ストレージ接続インタフェース | eMMC |
光学ドライブ | - |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
NFC | - |
センサー | 加速度、ジャイロ、電子コンパス、照度、GPS(3G通信選択時に追加) |
有線LAN | - |
ワイヤレスWAN | 3G/HSPA+ |
キーボード | -(オプション) |
キートップ仕様・形状 | - |
キーピッチ | - |
キーストローク | - |
キーボードバックライト | - |
ポインティングデバイス | - |
主なインタフェース | Micro USB 2.0×1、ヘッドフォン(3.5ミリ)、Webカメラ(イン120万画素/アウト500万画素) |
メモリカードスロット | microSDメモリーカードスロット(最大32Gバイト対応) |
SIMカードスロット | -(オプション:3G/HSPA+対応Micro SIMスロット) |
その他カードスロット | - |
スピーカー(音質補正ソフトウェア) | モノラル |
マイク | モノラル |
指紋センサー | - |
セキュリティデバイス | TPM 2.0(ソフトウェア) |
セキュリティロックポート | - |
バッテリー動作時間 | 約8時間 |
バッテリー仕様 | 18ワットアワー |
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※プラグ含まず | 27×43×43ミリ |
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 44グラム/70グラム |
ACアダプタ出力仕様 | 5ボルト/2アンペア |
ACアダプタ対応電圧 | 100~240ボルト(50/60Hz) |
DC端子形状 | USB Micro AB |
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | USB Standard A |
防水/防滴 | - |
カラーバリエーション | ブラック、レッド選択可 |
オフィススイート | Personal、Home and Business選択可 |
価格 | Personal搭載:3万9980円、Home and Business搭載:4万1980円 |
発売日 | 2013年12月30日 |
関連キーワード
Windows 8.1 | Dell Venue Pro | SIMロックフリー | Bay Trail | Miracast | タブレットPC | Windowsタブレット
関連記事
Office付きでも+2000円:写真で見る「Venue 8 Pro」――“4万円切り”の8型Windows 8.1タブレット
3万9980円からの低価格が目を引く8型Windows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」。質感の高いボディ、Office付きでも4万1980円、3G対応のSIMロックフリー、Bluetoothキーボードなど、デルの“本気”が伝わってくる新モデルだ。AtomからCore iまで、SIMフリー(3G)も選べる:圧倒的な強みがある“Windows 8.1タブレット”で勝負――デル「Venue Pro」発表会
デルが日本でもWindows 8.1タブレット「Venue Pro」シリーズを投入。6つの差異化ポイントを挙げ、その優位性をアピールした。10.8型“3 in 1”の「Venue 11 Pro」も:デル、3万9980円の8型Windows 8.1タブレット「Venue 8 Pro」
米国で発売されたデルの新型Windows 8.1タブレット「Venue Pro」シリーズが日本上陸。8型の「Venue 8 Pro」は3万9980円から、10.8型の「Venue 11 Pro」は5万9980円から購入でき、高いコストパフォーマンスと豊富なオプションが特徴だ。価格か、機能か、携帯性か:この冬の本命?――“4万円から買える”8型Windowsタブレットを比較する
何やら物欲をそそる8型Windows 8.1タブレット。日本エイサー「Iconia W4-820」、東芝「dynabook Tab VT484」、デル「Venue 8 Pro」、レノボ・ジャパン「Miix 2 8」のどれを選ぶ?本日発売:写真で見る「Venue 11 Pro」――AtomからCore i5まで選べる10.8型“3 in 1”タブレット
Windowsタブレットは「PCにより近い存在であること」が、iPadやAndroidタブレットとの差異化になるが、デルの「Venue 11 Pro」はその特徴を突き詰めたモデルといえる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.