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円安によるPCパーツの値上がり、アキバで本格化古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

先週から続く急激な円安により、PCパーツの値上がりが始まっている。ここ最近の円相場に慣れた感のあるアキバ界隈でも「さすがに今回の影響は大きすぎる」との声が聞かれた。

21:9の34型曲面ディスプレイ「34UC97-S」が話題に

 液晶ディスプレイは、先々週末に登場したLGエレクトロニクスの「34UC97-S」が注目を集めている。アスペクト比21:9の34型モデルで、左右端に対して中央が奥まる形の曲面パネルを採用しているのが特徴だ。解像度も3440×1440ピクセルと広い。価格は12万8000円前後だ。

LGエレクトロニクス「34UC97-S」と、BUY MORE秋葉原本店のPOP

 複数のショップでデモ機を展示しており、熱心に品定めしているユーザーの姿をよく見かけた。BUY MORE秋葉原本店は「これだけ画面が広くても端から中央まで等距離に近い間隔で眺められるので、独特の没入感があります。映画を見たりゲームをプレイしたりすると楽しいと思います。21:9タイプはデュアルディスプレイ代わりに購入する人もわりと多いので、操作パネルの多いソフトを扱うために選ぶ流れもあるでしょう」と話していた。売れ行きもまずまずとのことだ。

 液晶ディスプレイは1万円から買える21.5~24型のフルHDタイプが安定して売れているが、最近は34UC97-Sのような高付加価値モデルの需要も伸びてきているらしい。同店は「4Kディスプレイのような高解像度タイプや、EIZOの高リフレッシュレートモデルなど、明確な特徴があるものは着実に売れてきている印象がありますね。タッチパネルタイプは止まったままですけど……」と話す。曲面液晶もニーズが高まれば、高級路線のままブレイクする余地がありそうだ。

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BUY MORE秋葉原本店のディスプレイコーナー

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