レビュー

緊急フォトレビュー! 「ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition」の天板“編み込み柄”をチェックするこれは確かに作るのが大変そうだ(2/2 ページ)

限定500台しか作らないという日本だけのプレミアムなモデルが、米沢の地で現在鋭意生産中だ。その詳細な姿を、テスト生産の機材を使って紹介する。

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天板側面まで覆ったカーボンファイバーに驚く

 ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionが“Japan Limited Edition”たるのは、そのデザインにある。天板にはカーボンファイバーの繊維をデザインに生かした編み込み柄を採用するほか、キーボード面には「Japan Limited Edition」の文字を刻印する。また、ヒンジ部分には500台限定のシリアル番号を印字する。編み込み柄は、カーボンファイバを実際の製造工程で編み込んだ状態をそのまま出しているため、それぞれの製品ごとに微妙にパターンが変わってくる。

天板全面(前面縁を除く)にカーボンファイバーの繊維をそのまま利用した編み込み柄を採用する

 テスト生産の実機を見ると、天面の編み込み柄は、無線接続のアンテナを内蔵する前面側の縁を除いて全面に敷き詰めている。その編み込みは規則正しく工芸品のようだが、このように“きれいに”編み込むのはとても難しい。さらに、このカーボンファイバーの編み込み柄は天面の側面側にまで及んでいる。カーボンファイバーは「折る」加工がとても難しく、このような側面まで覆うのは価格を少しでも抑えたい通常のノートPCでは実現不可能だ。

天板のアップ。“そのまま利用”といっても、このようにきれいな編み込みをするにはかなりの試行錯誤を要するという。この編み込み柄は、1台ごとに微妙に異なり、まったく同じものは存在しない

 ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionの販売価格は税込みで22万8960円だが、実機を見ると、「それでも安いのではないか」と思うほどに、手のかかる工程を施したモデルということが分かる。

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 出荷開始は2月末からで、出荷当日には米沢工場でイベント行う。このイベントには、先行予約販売申し込みでキャンペーンに応募して、シリアルナンバー1番、2番、3番の製品を購入できる権利を得たユーザーが招待される予定だ。

Web販売限定なので、店頭に並ぶことはなく、実機を見る機会はほとんどない可能性もある。もし街でThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionを見ることがあったら、その日一日いいことがあるかもしれない

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