緊急フォトレビュー! 「ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Edition」の天板“編み込み柄”をチェックするこれは確かに作るのが大変そうだ(2/2 ページ)

» 2015年02月10日 13時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

天板側面まで覆ったカーボンファイバーに驚く

 ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionが“Japan Limited Edition”たるのは、そのデザインにある。天板にはカーボンファイバーの繊維をデザインに生かした編み込み柄を採用するほか、キーボード面には「Japan Limited Edition」の文字を刻印する。また、ヒンジ部分には500台限定のシリアル番号を印字する。編み込み柄は、カーボンファイバを実際の製造工程で編み込んだ状態をそのまま出しているため、それぞれの製品ごとに微妙にパターンが変わってくる。

天板全面(前面縁を除く)にカーボンファイバーの繊維をそのまま利用した編み込み柄を採用する

 テスト生産の実機を見ると、天面の編み込み柄は、無線接続のアンテナを内蔵する前面側の縁を除いて全面に敷き詰めている。その編み込みは規則正しく工芸品のようだが、このように“きれいに”編み込むのはとても難しい。さらに、このカーボンファイバーの編み込み柄は天面の側面側にまで及んでいる。カーボンファイバーは「折る」加工がとても難しく、このような側面まで覆うのは価格を少しでも抑えたい通常のノートPCでは実現不可能だ。

天板のアップ。“そのまま利用”といっても、このようにきれいな編み込みをするにはかなりの試行錯誤を要するという。この編み込み柄は、1台ごとに微妙に異なり、まったく同じものは存在しない

 ThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionの販売価格は税込みで22万8960円だが、実機を見ると、「それでも安いのではないか」と思うほどに、手のかかる工程を施したモデルということが分かる。

 出荷開始は2月末からで、出荷当日には米沢工場でイベント行う。このイベントには、先行予約販売申し込みでキャンペーンに応募して、シリアルナンバー1番、2番、3番の製品を購入できる権利を得たユーザーが招待される予定だ。

Web販売限定なので、店頭に並ぶことはなく、実機を見る機会はほとんどない可能性もある。もし街でThinkPad X1 Carbon Japan Limited Editionを見ることがあったら、その日一日いいことがあるかもしれない



前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー