レビュー

パワフル&高性能でコスパも抜群! 17.3型大画面ノートPC「m-Book W」徹底検証PCI Express x4接続SSD速すぎ(4/4 ページ)

マウスコンピューターの「m-Book W」シリーズは、クアッドコアCPUと最新GPUによる高い処理性能を備えつつ、最新PCI Express x4接続の超高速SSDを採用して、圧倒的な快適さを実現した大画面ノートだ。

前のページへ |       

ストレージ、グラフィックスまで隙のないパフォーマンス

 それではベンチマークテストの結果を見ていこう。改めて基本スペックを記載すると、CPUがCore i7-4720HQ(2.6GHz/最大3.6GHz)、グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 960M(2Gバイト)とIntel HD Graphics 4600のハイブリッド、メモリが16Gバイト、メインデータストレージは256GバイトSSD(PCI Express 2.0 x4)、OSは64ビット版Windows 8.1 Updateという内容だ。

 まず、CINEBENCH R15のCPUスコアは620という結果となった。これはCore i7-5600U(2.6/最大3.2GHz)を搭載するモバイルPCのスコアの2倍以上に相当する。さすがにクアッドCPUコアを内蔵するだけのことはある。

CINEBENCH R15の結果

 CrystalDiskMarkでのSSD性能の測定結果は、以下に掲載した通り。シーケンシャルリード、シーケンシャルライトとも、1200Mバイト/秒を超え、Serial ATA 6Gbps接続SSDの最速クラスの2.5倍以上のスコアをマークした。ランダムリード/ライトのスコアも非常に高速だ。

advertisement
CrystalDiskMarkの結果

 FuturemarkのPCMark 7は、PCで行う用途を一通りシミュレートする内容だが、ここも優秀なスコアが出ている。今となっては比較的CPU負荷が軽い処理が多く、ストレージ性能を強く反映するため、クアッドコアCPUを搭載するゲームマシンと比べても頭1つ抜けたスコアをマークしている。

PCMark 7の結果

 一方、PCMark 8のスコアがさほどではないのは、Optimus TechnologyがPCMark 8実行時にNVIDIA GPUではなく、CPU内蔵GPUコアを選ぶために、カジュアルゲーミング(Casual Gaming)のスコアが伸びないことが影響している。ほかのアプリケーションは手動で設定変更できるのだが、PCMark 8ではCPU内蔵GPUコアに固定され、手動で変更することができないようになっている。このことはNVIDIA Optimus Technologyを利用したハイブリッドグラフィックスを採用する製品に共通している。

PCMark 8(Home Accelerated)の結果

 3DMark、FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編のスコアは下に掲載した画面の通りだ。FINAL FANTASY XIVを最高画質で快適にプレイできることはもちろん、最新の負荷の高いゲームでも標準的な設定で快適にプレイできるだけの性能を示している。

3DMarkの結果
FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼアベンチマーク キャラクター編の結果

 バッテリー駆動時間は、bbench 1.01(海人氏・作)を使い、無線LANで常時接続し、60秒間隔でのWebサイト訪問、10秒間隔でのテキスト入力を行なう設定で計測した。電源プランは「バランス」で、バッテリー駆動時のディスプレイの輝度は40%で固定した。結果は、バッテリー残量5%になるまで、4時間38分動作した。公称値を上回る駆動時間で、据え置き型としては十分だろう。

 動作音は負荷状況にアイドル時や低負荷時は無音に近い。高負荷時は特にGPUに負荷がかかるとそれなりにファンの動作音がするが、それでも比較的抑え気味のトーンで、さほど耳障りには感じない。発熱はどちらかといえば本体右側の奥あたりが中心だが、特に手が長く触れているパームレストにはほとんど熱が伝わってこない。

発熱(放射温度計で計測、室温20度) MB-W810X-SH
キーボード左 26度
キーボード右 36.5度
パームレスト左 23.5度
パームレスト右 26.5度
底面右 38度
底面左 37度
3DMark/FireStrikeをループ(3回目途中の温度)
騒音(PC前面から15センチ、暗騒音32デシベル、室温20度) MB-W810X-SH
アイドル 33デシベル
低負荷/Web Youtube再生 33デシベル
3DMark/Graphics Test 46デシベル
3DMark/Physics Test 43デシベル
3DMark/FireStrikeを2~3回繰り返し

コスパ抜群の大画面高性能ノートPCを探しているなら要注目の1台

 価格は、64ビット版Windows 8.1 Update搭載モデルで18万6624円(送料手数料込、税込)。17.3型の大画面、どんな処理でもハイレベルにこなすCPU性能、ゲーミングマシンとしても通用するだけのグラフィックス性能を持っていることはもちろん、超高速SSDと大容量HDDのデュアルストレージ構成も大きな魅力だ。16Gバイトの大容量メモリ、BD-REドライブを内蔵していることなども合わせて考えれば、コストパフォーマンスは十分に高いといえるだろう。

 ビジネス、クリエイティブ、ゲームを含めたホビーまで、幅広い用途に対応できる実力を持っているので、高性能な大画面ノートPCを探している方は要チェックの製品だ。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
Haswell-E+X99であと5年は戦える! 定番ゲーミングPCブランド「G-Tune」から先進のハイエンドモデルが堂々のデビュー!!

AMP 非対応のコンテンツです。こちらからご覧ください。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.