レビュー

重箱スタイル「ThinkPad Stack」の“いいところ”と“わるいところ”ただの周辺機器じゃない(2/3 ページ)

Lenovoから見た目もユニークなThinkPad周辺機器が登場した。ブロックのように積み重ねて使うモジュール方式をフルセットで使い倒す。

単体ユニットでは“平均点”の機能を用意

 4種類のユニットはおなじみのThinkPadカラー「黒」だが、もちろん、競合他社のPCと組み合わせても利用できる。すべてのユニットの上面には「ThinkPad」のロゴを配置している。

 各ユニットは単体でも機能する。それぞれのユニットの特徴は以下の通りだ。

スピーカーユニット

 ハンズフリー電話機能も持ったBluetoothステレオスピーカーで、単独でもバッテリーを内蔵していて最長6時間の音楽再生が可能だ。スピーカーだけでなく、ノイズキャンセリング機能つきマイクも搭載しており、Skypeなどを使った電話会議にも活躍する。単体重量は242グラム。

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スピーカーユニット
スピーカーユニット正面。電源ボタンや音量、ハンズフリー通話への切り替えやマイクのミュートボタン、LEDインジケータなどを配置している
スピーカーユニット。LINE入力(ステレオミニ端子)、USB(充電用)を備える

パワーバンクユニット

 10000mAhと大容量のリチウムイオン電池で、「ポゴピン」で結合した各ユニットに電源を供給し、外部出力として用意した2基のUSBで同時に2台まで充電が可能だ。2ポートで合計最大2.1アンペア。単体重量は250グラム。

パワーバンクユニット
パワーバンクユニット正面。電源ボタン、電池残量インジケータなどを備える
パワーバンクユニット左側面。USB(充電出力用×2基、充電入力用)を用意する

ルーターユニット

 2.4GHz帯、および、5GHz帯の無線LANルーターだ。対応規格はIEEE802.11 a/b/g/n/acで、同時接続機器は最大5台まで。有線LAN(RJ45ポート)、もしくは、外付けオプションの3G/4Gネットワークカードを使用し、インターネット接続が可能だ。重さは138.5グラム。

ルーターユニット

 ネットワーク接続先のデバイスから、「ポゴピン」で結合したHDDユニットや、USBに接続した外付けディスク(USBメモリを含む)へリモートアクセスできる。

 ルーターユニットの設定は、画面の指示に従ってパスワードなどの最低限の情報を設定しておくだけでいい。ThinkPadなどのデバイスからは、アクセスポイント名とパスワードを使って接続する。あとは後述のアプリを使って、HDDユニットへのアクセスが可能となる。

ルーターユニット正面。電源ボタンとLEDインジケータを配置している
ルーターユニット背面。有線LANを用意する
ルーターユニット左側面。USB(電源入力用と外付けディスクや外付けの3G/4Gネットワークカード用)がある

HDDユニット

 単体で、USB 3.0接続の外付けHDDとして機能し、ルーターユニットと組み合わせると、ネットワークドライブとして機能する。容量は1Tバイト。単体重量は211.6グラム。

HDDユニット
HDDユニット正面。電源ボタンとLEDインジケータを配置する
HDDユニット左側面。USB 3.0を配置する
HDDユニットのベンチマークテストの結果。接続機器はThinkPad Helixで、HDDユニット付属のUSB 3.0ケーブルで直結しCrystalDiskMark 4.0.1で測定した

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