「VAIO Z」に待望のクラムシェルノート(変形なし)登場 Skylake採用で2モデルへ:2016年PC/タブレット春モデル(2/2 ページ)
ハイエンドモバイルPC「VAIO Z」にSkylake搭載の新ラインアップが登場。新たにクラムシェルモデルを追加し、ファンのために「お楽しみ企画」も3つ用意した。
VOMモデルはより幅広いスペックのカスタマイズに対応
VOMモデルはプロセッサにCore i5-6267U(2.9GHz/最大3.3GHz、4MBキャッシュ)、Core i7-6567U(3.3GHz/最大3.6GHz、4MBキャッシュ)を採用。いずれも内蔵グラフィックスはIntel Iris Graphics 550だ。
メモリはLPDDR3-1866 SDRAMのオンボード実装(デュアルチャンネル転送対応)で、4GB(クラムシェルモデルのみ)、8GB、16GBから、NVMe対応PCIe 3.0 x4 SSDは128GB、256GB、512GBから選択できる(1TBも追加予定、Windows 7選択時はMVMe非対応)。
13.3型ワイド液晶ディスプレイは、2560×1440ピクセル表示のタッチパネル+デジタイザスタイラス対応(フリップモデルのみ)、同解像度のタッチパネルなし(クラムシェルモデルのみ)、1920×1080ピクセル表示のタッチパネルなし(クラムシェルモデルのみ)を用意する。
キーボードは日本語配列、日本語配列かな文字なし、英字配列、そして無刻印から選べる。キーピッチは約19ミリ、キーストロークは約1.2ミリだ。タッチパッドは左右ボタン一体型のクリックパッドを搭載する。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.1を内蔵する(Windows 7選択時は4.0)。
インタフェース類は、SDXC対応SDメモリーカードスロット(UHS-I SDR104対応)、2基のUSB 3.0(1基は電源オフチャージ機能付き)、4K(4096×2160ピクセル/24Hz、3840×2160ピクセル/30Hz)表示に対応したHDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子、ステレオスピーカー、ステレオマイク、有効92万画素インカメラ、有効799万画素アウトカメラ(フリップモデルのみ)、セキュリティチップ(TPM TCG 2.0)を搭載する。カメラからはExmorブランドが省かれた。
フリップモデルはタブレットモードのため、加速度、ジャイロ、地磁気センサーを内蔵するほか、筆圧対応のデジタイザスタイラスとペングリップが付属する。
ボディーデザインは従来機を踏襲。ボディーカラーはブラック、シルバー、そして勝色ダブルアルマイト仕様を提供している。本体サイズと重量は、フリップモデルが約324.2(幅)×215.3(奥行き)×15.0~16.8(高さ)ミリで約1.35キロ、クラムシェルモデルが約324.2(幅)×215.3(奥行き)×15.0~16.8(高さ)ミリで約1.17キロだ。
バッテリー駆動時間はフリップモデルが約19.4~19.7時間、クラムシェルモデルが約20.9~27時間(仕様によって異なる)。
プリインストールOSは64bit版のWindows 10 Home/Pro、64bit版のWindows 7 Professional(クラムシェルモデルのみ)、オフィススイートはOffice Premium、Office 2016、Office 2013の各エディション、オフィススイートなしの構成で購入できる。
VOMモデルの想定価格はフリップモデルが19万9800円から、クラムシェルモデルが15万6800円からだ。
店頭販売は2モデル展開
店頭販売するスペック固定の標準仕様モデルは、2種類を用意する。
フリップモデル「VJZ13B90111B」は、Core i7-6567U、8GBメモリ、256GB SSD、Windows 10 Pro、Office Home and Business Premium、VGAアダプター付きで27万800円前後、クラムシェルモデル「VJZ13190211B」は、Core i5-6267U、4GBメモリ、128GB SSD、フルHD液晶、Windows 10 Home、Office Home and Business Premium、VGAアダプターなしで17万9800円前後だ。
いずれもボディーカラーはブラックを採用。バッテリー駆動時間はフリップモデルが約19.5時間、クラムシェルモデルが約26.1時間としている。
なお、クリエイター向けのタブレットPCであるVAIO Z Canvasは、既存モデルの販売を継続する。
関連記事
遊び心と異常なこだわり:新VAIO Zの「勝色ダブルアルマイト仕様」と「Z ENGINE基板アクセサリー」に迫る
新しいVAIO Zに用意された3つの「お楽しみ企画」。「無刻印キーボード」は分かるとして、「勝色ダブルアルマイト仕様」と「Z ENGINE基板アクセサリー」は一体どういったものなのか。実物の写真とともに、そのこだわりに迫る。HKKを思わせる玄人仕様:「VAIO Z」の無刻印キーボードって使いこなせる?
新しい「VAIO Z」には、キーボードに何も書かれていない「無刻印キーボードモデル」がある。そんなキーボードで正確に文字は打てるのだろうか。US配列キーボードに慣れ親しんでいる編集記者が試してみた。2016年PC/タブレット春モデル:目指したのは“快” VAIOの新13型モバイル「VAIO S13」登場
VAIO Pro 13 | mk2の後継モデルとして新しい13型モバイルPC「VAIO S13」が登場した。2016年PC/タブレット春モデル:普通のA4ノートじゃない――Skylake-H採用でワンランク上のプレミアムオールインワンノートPC「VAIO S15」
VAIOが、15.5型のオールインワンノートPC「VAIO S15」を発表。「VAIO Fit 15E | mk2」の後継機種ながら、プロセッサにハイスペックノートPC向けの「Skylake-H」を採用するなど、パフォーマンスを大幅に向上。高付加価値のあるマシンに仕上げた。キーボードを見ると……VAIO Z?:米VAIO、1月27日にクラムシェルタイプの新型VAIOを投入か――Twitter公式アカウントでティーザー公開
米VAIOの公式Twitterが新型VAIOの投入を予告している。午前9時に先行受注開始:「VAIO」のWindows 10プリインストールモデルが発売
VAIOは「VAIO Z」「VAIO Z Canvas」「VAIO Pro 13 | mk2」のWindows 10プリインストールモデルを発表。10月6日午前9時から先行受注を開始する。独自SIMをチェック:「VAIO S11」はSIMフリーでPCユーザーを呪縛から解放するか?
SIMロックフリー仕様と独自の格安SIMによって、モバイルノートPCの新たな可能性を示した「VAIO S11」。独自SIMの使い勝手をチェックする。本日発売!:「VAIO S11」徹底レビュー これぞ待望のSIMフリーLTEモバイルノートPC
SIMロックフリーLTE対応、小型軽量タフボディ、第6世代Core+PCIe SSD、USB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3、見やすい液晶と打ちやすいキーボード、長時間バッテリー駆動……年末に本命モバイルノートPCの登場か?PC向けの独自SIMプランも用意:「VAIO S11」発表――SIMフリーLTEに最適化した11.6型モバイルノートPC
VAIOが新設計の11.6型モバイルノートPCを投入。SIMロックフリーLTEに対応したことに加えて、PCでのデータ通信に最適化した独自の格安プリペイドSIMプランも用意する。復活のシルバーモデルは一味違う?:「VAIO Pro 13 | mk2」徹底検証――“ハイスペ構成”で真の実力を明らかに
昨今はWindows PCもタブレットや2in1が増えつつあるが、快適な文字入力にこだわるならばクラムシェルノートはやはり魅力的に映る。特にこの「VAIO Pro 13 | mk2」は、完成度が高い堅牢モバイルノートPCとして要注目だ。VAIOが強くて何が悪い:「VAIO Pro 13 | mk2」徹底検証――“タフモバイル”への路線変更は英断か?
人気モバイルノートPC「VAIO Pro 13」が約2年ぶりにフルモデルチェンジ。第2世代となった「VAIO Pro 13 | mk2」は、ある意味で先代機の美しさを捨て、ビジネス向けの実用性にフォーカスした進化を遂げている。その実力をじっくり試してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.