いつでもWindows 10に無償アップグレードできる環境を構築する――リストア編:無償アップグレード期限は目前(1/2 ページ)
いつでもWindows 10に戻ってきてください。
2回目、3回目のバックアップとダウングレード
Windows 10の無償アップグレード期限は7月29日だが、NASを使っていつでもWindows 10に無償アップグレードできる環境を構築してしまえば、期限を気にすることもなくなる。
前回のバックアップ編に続いて、Windows 10アップグレード後に元の環境へ戻す手順を紹介していこう。Windows 10のアップグレードが完了したら、まずは二回目のバックアップを取得する。
バックアップが完了したらWindows 10からWindows 7/8.1にダウングレードを行い、さらに3回目のバックアップを実施する。
リストアする
ここまででPCの環境は「いったんWindows 10にアップグレードしたあと、回復機能でダウングレードし、元のWindows 7/8.1に戻した状態」になっている。このまま利用するのが無難だが、それでも不具合が出たときには1回目のバックアップからリストアする。また、その状態からWindows 10にアップグレードする場合は2回目のバックアップからリストアすることになる。
どのバックアップからのリストアでも操作は同じだが、今回は2回目のバックアップからのリストアを行った。まず、PCのBIOS画面に入ってネットワークブートの優先順位を一番高くする。再起動後、ネットワーク経由でブートプログラムが読込まれるので、メニューから「Macrium Reflect Rescue」を選択する。170MB弱のISOイメージを読込むので多少時間がかかるが、その後Macrium ReflectのGUIが表示されるはずだ。
リストアが完了し、Macrium Reflectを終了すると自動的に再起動する。このタイミングでネットワークブートの優先順位を下げておこう。ローカルディスクから起動すればバックアップイメージのOSに戻っているはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.